こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。
8月25日（日）に日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』第7話が放送されました。
第6話では、猫田さん（趣里さん）の過去が明らかになりました。
維新大時代に看護師がしてはいけない医療行為を犯した猫田さん、東城大病院で看護師をしながら見事医者になりました。
そして医者として天城のオペの助手を見事に勤め上げ、海外の病院に赴任するため、東城大病院から旅立っていきました。
そして第7話では、上杉会長の公開オペで天城（二宮和也さん）がミスをしてしまいます。
世良（竹内涼真さん）は、天城が会長の息子・歳弘（城田優さん）から失敗を依頼されていたことを聞いていて、お金の為にわざとミスしたのではないかと疑うのですが、天城の本当の狙いは別のところにありました。
そして全日本医学会会長選の結果が判明します。
それでは、第7話を振り返っていきたいと思います。
※本記事はネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください。
第7話
息子が父のオペ失敗を依頼！？
天城の不在中にウエスギモータースの会長・上杉歳一の緊急手術を行った佐伯院長だが、佐伯式は行わずにオペを中断。
薬物治療に切り替え、上杉会長は一命をとりとめたが、看護師長の藤原はいつもと様子の違う佐伯のことを心配する。
そんな中、上杉会長の息子であり、ウエスギモータース社長の歳弘が東城大にやってくる。
歳弘は、高額な報酬と引き換えに、上杉会長の手術を失敗してほしいと天城に頼む。
父子は経営をめぐって対立関係にあり、歳弘は会長の引退を望んでいたのだ。
実は歳弘のこの行動、維新大の菅井が歳弘に入れ知恵したもので、二人はウエスギモータースの医療部門を使ってあることを目論んでいた。
椎野のエルカノへの思い
“エルカノ”は、野田が不正プログラム組み込むという事件によって、セキュリティの問題で動かせない状況になっていたが、顔認証システムでこの問題を解決していた。
現在は維新大の菅井しかアクセス権をもっておらず、菅井はエルカノ・ダーウィンを独占しようと目論んでいた。
そんな中、歳弘はウエスギモータースの医療部門を独立させ、その社長に菅井が就任した。
それを知った椎野は、”エルカノ”が利益の道具になってしまうことを危惧する。
椎野は離島の出身で、幼い頃弟を亡くしていた。
あの頃”エルカノ・ダーウィン”での遠隔オペができていたら、弟の命は助かっていたという後悔から、椎野は”エルカノ”に強い思いを持っていたのだった。
上杉会長のオペが公開に！
天城は歳弘の元を訪ねていた。
“上杉会長のオペを失敗”という依頼の報酬を聞きに来た天城に、歳弘はウエスギモータースの株式1%を譲渡すると答える。
そして、全日本医学会の懇親会で、佐伯と菅井が話しているところに歳弘が現れる。
歳弘は佐伯に、会長のオペを会長選の日に公開で行うことを提案し、佐伯はこれを了承する。
天城と歳弘の会話を聞いていた椎野は、歳弘と菅井の元を訪れ、二人の味方に付かせて欲しいと懇願。
二人から一蹴された椎野は、会長選で浮動票を取る一手として、会長選の会場で”エルカノ・ダーウィン”のデモンストレーションを行うことを進言する。
さらに椎野は、中国の中王電華社の王社長を会長選の会場に招待していた。
“エルカノに強固なセキュリティがあれば新会社に投資したい”という王社長の意向であることを椎野から聞いた歳弘は、この進言を聞き入れるのだった。
天城がオペでミス！？！？
全日本医学会会長選当日、大勢の聴衆が見つめる中、公開オペが始まる。
オペの途中、天城が深いため息をついた直後、上杉会長の心臓から大量出血が起きた。
会場で天城がミスをしたのではと騒然となる中、世良は天城がお金の為にわざと失敗したのではないかと疑う。
天城は、2ヶ所同時ダイレクトアナストモーシスができれば助かると言うが、天城以外に出来る人おらず、天城はオペを止めてしまう。
オペの失敗の責任を追及する菅井に、佐伯は自らがオペを引き受けると言う。
佐伯は学会選の会場にあった”エルカノ・ダーウィン”を使って遠隔でオペを使用と考えたのだった。
“エルカノ・ダーウィン”は菅井のアクセス権がなければ使用することが出来ない。
椎野は菅井に、歳弘が中王電華社から出資を受けることでエルカノの開発権利を渡そうとしていたことを伝える。
歳弘は、ホテル事業で生じた巨額の赤字を隠蔽し、その赤字を中王電華社に補填してもらおうとしていた。
ところが、椎野が歳弘に王社長を紹介したのは、それを明らかにしようとした天城達の罠だった。
それを知った菅井は”エルカノ”に認証し、佐伯が遠隔オペを行うことを認める。
2ヶ所同時ダイレクトアナストモーシス
オペ室の天城と、会長選会場にいる佐伯の遠隔による、2ヶ所同時のダイレクトアナストモーシスが始まった。
天城は、限られた時間の中で2ヶ所同時にダイレクトアナストモーシスを行うために、敢えてミスをしたように装い、佐伯の力を借りることを選択したのだった。
2人のコラボダイレクトアナストモーシスは見事成功、会場は拍手喝采が起こった。
そして会長選挙、佐伯が選挙に勝ち、全日本医学会会長に就任した。
江尻の思惑が外れる
会長選後の東城大病院の会議。
そこで佐伯は、病院長選挙に再出馬すると宣言する。
医学会会長に就任すれば佐伯は病院長を退くと考えていた江尻。
その座を狙っていた江尻は思惑が外れてしまった。
会議の後、天城は佐伯の元を訪れていた。
天城は佐伯に、上杉会長が倒れたときに何故”佐伯式”を行わなかったのかを問いただす。
それに対して佐伯は天城に向かって何か話すのだった。
相関図
※画像をタップすると拡大できます。
第7話ゲスト
上杉歳弘／城田優
メーカー・ウエスギモータースの社長で、会長である歳一の息子。
高額な報酬と引き換えに、父・歳一の手術を失敗してほしいと天城に頼む。
江尻紀恵／大黒摩季
東城大病院 副院長。
医療AI「エルカノ」を使ったオンライン診療の研究を維新大の教授と進めている。
気になるポイント
佐伯が天城の耳元でつぶやいた言葉
ドラマの最後、天城は、上杉会長が倒れたときのオペで、何故”佐伯式”を行わなかったのかを問いただしたときに、佐伯院長は天城の耳元で何かをつぶやいたのですが、佐伯院長は何を言ったのでしょうか？
読唇術が出来ない筆者には解りませんでした。
SNSでも気になっているひとが多数いましたね。
第8話の予告では、天城が佐伯院長の胸ぐらを掴む様子が映っていましたので、何か重大な秘密を天城に打ち明け、それを聞いた天城が取り乱したのではないでしょうか？
江尻副院長は佐伯院長を裏切る！？
全日本医学会会長に就任した佐伯院長。
副院長の江尻は、佐伯院長が会長に就任すれば病院長を下りる、そうすればその座は自分のものになると考えて佐伯院長の会長就任を後押ししていました。
ところが蓋を開けてみたら、佐伯院長が病院長選挙に出ると宣言、江尻の思惑が外れｇ￥ました。
高階が呼び止めたとき、激怒した江尻副院長は鬼の形相をしていまたね。
第8話の予告を見ると、江尻副院長は、佐伯院長を病院長の座から引きずり下ろすために、佐伯院長に反旗を翻すようですが、ここにまた維新大の菅井教授が絡んでくると予想しています。
高階が「菅井教授を紹介しましょうか？」と言ったときの江尻の顔は、菅井教授を知っているような感じでした。
菅井教授が第7話で退場では早いですし、このまま黙っているとは思えません。
まだ一波乱ありそうです。
第7話のクラシックタイムは「魔王」と「威風堂々」
第7話では、オペシーンで2曲クラシックが流れました。
天城がミスをしたシーン
天城が上杉会長のオペ中にミスをしたシーンで流れた曲は
作曲：フランツ・ペーター・シューベルト
曲名：歌曲『魔王』作品39 第1番
です。
ドラマでは、ピアニストの”まらしぃ“さんがこのシーンのために撮り下ろしたピアノアレンジバージョン『ちょっとつよい魔王』が流れました。
撮り下ろしなので、全く同じもの演奏はなかったのですが、”まらしぃ“さんが演奏する『魔王』が、youtubeにアップされています。
“まらしぃ”さんは、“ちょっとつよいクラシック”というアルバムをリリースしていて、クラシックの名曲の数々を、新たな解釈でピアノアレンジして演奏しています（アルバムには『魔王』は入っていません）。
ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン…というった有名作曲家のクラシックを、”まらしぃ”さん独自のアプローチで聞くことができます。
『魔王』が流れたのは、全日本医学会会長選で行われた上杉会長の公開オペの前半。
天城がダイレクトアナストモーシスを行っている最中、上杉会長の心臓から大量出血が発生するシーンで流れました。
天城がまさかのミス!?!?
世良が”天城がお金の為にわざと失敗したのでは？”と疑いましたが、天城は2ヶ所同時にダイレクトアナストモーシスを行うためにわざとミスを装っていました。
『魔王』は、”高熱を出した息子を抱きかかえる父に、息子は魔王がいると必死に訴えるものの、父には理解できず、恐怖の叫びが伝わらないまま、息子は父の腕の中で息絶えてしまう”という内容です。
第7話で描かれたテーマ”父と子”が、『魔王』の内容が重なりますね。
父・歳一と息子・歳弘の確執、歳一はバカ息子と言いながらも父親としての責任を果たそうとします。
そして、上杉会長が退院するときには、天城がボソッと『父親かぁ』とつぶやきました。
加えて、”お金の為にわざとオペを失敗した“という、天城の悪魔っぷりを『魔王』という名前の曲を使って見事に表現していました。
（実際にはわざと失敗した理由は他にあったのですが・・・）
天城と佐伯のコラボダイレクトアナストモーシス
天城と佐伯が上杉会長のオペ中で、2ヶ所同時のダイレクトアナストモーシスを行ったシーンで流れた曲は
作曲：エドワード・エルガー
曲名：『威風堂々』作品39 第1番
です。
上杉会長のオペでミス（？）した天城。
菅井に責任を問われた佐伯院長は、その責任として会長選の会場にあった”エルカノ・ダーウィン”を使って遠隔オペを行います。
オペ室にいる天城と”エルカノ・ダーウィン”で遠隔オペを行う佐伯院長。
2人がコラボし、2ヵ所同時のダイレクトアナストモーシスを行うシーンで、『威風堂々』の重厚な旋律が流れました。
『威風堂々』という言葉は、態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさまを意味する表現で使われます。
天城と佐伯院長がコラボダイレクトアナストモーシスを行う様子は堂々としていて、まさに威厳に満ち溢れていました。
次回（第8話）予告 9月1日（日）よる9時放送予定
まとめ
第7話では、天城と佐伯院長のコラボオペが見られました。
これまで佐伯院長と天城はオペで一緒になることは無かったので、佐伯院長は遠隔だったとは言え、二人のコラボは新鮮でした。
第8話で、天城が日本に来たわけが判明しそうです。
そしてついに渡海が現れるかもしれません。
佳境に入ってきた「ブラックペアン シーズン2」、今後も目が離せません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
