映画『キングダム 運命の炎』を見てきました。あらすじ(ネタバレ有り)は?『李牧』はやっぱり小栗旬!?!?

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こんにちは、編集部のカルロスです。7月28日に公開された映画『キングダム 運命の炎』。公開初日の時点での興行収入が全2作を超え、最高のスタートを切りました。今回、筆者が公開初日に鑑賞してきましたので、映画の内容・キャスト及び筆者独自の感想をお伝えします。
※本記事には映画のネタバレが含みますので、ご注意ください。

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映画『キングダム』をおさらい

『キングダム』は、原泰久原作の古代中国の春秋戦国時代を舞台に、戦争孤児でありながらも「天下の大将軍」を目指す少年・信と、後の始皇帝となる秦王・嬴政(えいせい)の成長と活躍を描いた壮大な歴史漫画です。
原作が壮大なスケールの為、映像化は困難と言われていましたが、2019年、大規模なプロジェクトが立ち上がり、ついに映画化されました。既に公開された2作は共にその年の実写邦画作品の興行収入1位と大ヒットを記録しました。

第1作は、「成蟜(せいきょう)の乱」が舞台となっています。
戦争孤児ながら天下の大将軍になることを夢見ていた信ですが、秦国の王宮では、大王「嬴政(えいせい)」の弟「成蟜」による王位を狙った反乱が起きていました。「信」の親友「漂(ひょう)」は、秦国の大王と瓜二つということで、大王の影武者となり「成蟜」の一味に殺されてしまいます。「信」は「嬴政」と共に「成蟜」の反乱軍に対抗します。始めは劣勢だった「嬴政」らでしたが、山の民の協力を得て、反乱を制圧しました。

第2作「遥かなる大地へ」は、信の初陣となる「蛇甘平原の戦い」が描かれています。
隣国・魏が秦国に侵攻したとの報告が入り、信は初陣の地「蛇甘平原」に向かいます。そこで、「羌瘣(きょうかい)」らと出会い、魏国の戦車隊に苦戦しながらも生き延び、「信」は1000人将「縛虎申(ばっこしん)」と共に敵副将「宮元」にたどり着き、「縛虎申」が自分の命と引き換えに「宮元」を打ち取ることに成功します。
「麃公(ひょうこう)」を総大将とする秦本軍は、「呉慶(ごけい)」率いる魏本軍に突撃、「麃公」は将軍通しの一騎打ちに勝利し、魏国軍が撤退し秦国軍が勝利します。
この戦いが評価されて100人将に昇格した「信」ですが、大将軍になることを夢見て、大将軍「王騎」から稽古をつけてもらうために、「王騎」の元に向かうのでした。

あらすじ

趙国の秦国への侵攻

蛇甘平原の戦いの後、100人将となった「信」は、「王騎」の指示で無国籍地帯の平定を行っていました。
その頃、秦国が隣国・韓に侵攻している隙を狙って、趙が大軍勢で秦国領土に攻め入ってきます。
迎え撃つ秦国軍は、軍の大半を韓に送っていたため、農民兵が主体。そこで秦国は長らく戦場から離れていた「王騎」を総大将に任命します。

「嬴政」と「紫夏」の趙国脱出

「王騎」が総大将を受けるにあたりに、「嬴政」に中華統一についての覚悟を問うと、「嬴政」は幼少期の「紫夏(しか)」との約束を語ります。

「嬴政」は趙国の人質となり、趙国の民から酷いいじめを受けていました。
「紫夏」は「嬴政」の秦国への脱出を引き受け、「嬴政」を馬車に隠して次々と関所を通過します。
しかし、最後の関所を通過した後、趙国軍に「嬴政」の存在がバレてしまい、趙国軍との戦いになります。
秦国の援軍もあり、何とか助かった「嬴政」ですが、「紫夏」は激しい戦いの中で討たれてしまいます。
「紫夏」が息絶える間際、「嬴政」は「紫夏」に、誰よりも偉大な王になることを約束したのでありました。

『王騎』が戦地に復帰!決戦の地・馬陽へ!!

「嬴政」から「紫夏」との約束を聞いた「王騎」は、総大将になることを承諾し、馬陽に向けて出陣します。
「王騎」が総大将を受けたのは、「嬴政」の覚悟を聞いた他に、ある思いがあったからでした。
それは決戦の地・馬陽が、「王騎」にとって因縁の地でもあったからです。
馬陽は、かつての六将の一人「摎(きょう)」が趙国の武人との闘いに敗れ、殺された地でした。
「王騎」はこの戦いに、「摎」を殺した武人が再び現れると確信していたのです。

『飛信隊』誕生!「馮忌」との闘いへ

「信」も100人隊の隊長として、馬陽に向かいます。
決戦を前に、「王騎」は「信」の100人隊に、趙の武将「馮忌(ふうき)」の首を取るという特殊任務を与えます。
失敗が許されない任務を引き受けた「信」、「王騎」はこの100人隊に『飛信隊』という名を授けます。

「飛信隊」は、山の裏から「馮忌」のいる本陣を目指し進撃を開始、敵軍に見つかり、部隊を分けながらも「信」は本陣目掛けて突進していきます。
そして本陣に辿り着いた「信」は、ついに「馮忌」の首を取るのでした。

『李牧』と『龐煖』が登場!!!

「信」の戦いを山の上で見ていた「河了貂(かりょうてん)」と「蒙毅(もうき)」の背後に謎の男が現れます。この男こそが趙国の三大天の一人『李牧』だったのです。
「李牧」は北方の異民族・匈奴(きょうど)十万を葬った後、この馬陽に辿りつきました。
そして、「馮忌」を討って意気上がる飛信隊。ある夜、酒宴を行っていた「飛信隊」の元に、謎の大男が現れ、「飛信隊」の隊員を次々と切っていきます。そしてこの大男は「我、武神『龐煖(ほうけん』なり」と告げます。
この「龐煖」が、かつての六将「摎」を討った武人だったのでした。

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キャスト

【秦国】
信:山﨑賢人(崎はたつさき)
嬴政 :吉沢亮

羌瘣:清野菜名
河了貂:橋本環奈
蒙毅:萩原利久

昭文君:高島正宏
呂不韋:佐藤浩市
昌平君:玉木宏
蒙武:平山祐介

王騎:大沢たかお

【趙国】
趙荘:山本耕史
馮忌:片岡愛之助
万極:山田裕貴
カイネ:佐久間由衣

龐煖:吉川晃司
李牧:小栗旬

【趙の闇商人】
紫夏:杏
亜門:浅利陽介

【山の民】
楊端和:長澤まさみ

感想

「王騎」の活躍に感動

1作目、2作目と出番が少なかった「王騎」が、ようやく活躍する姿に感動です。
「王騎」役の「大沢たかお」さんの演技が素晴らしく、アニメ派である筆者は、まるで「王騎」のようだと感嘆しました。

「紫夏」との脱出シーンに涙

本作の前半を占める、「紫夏」とのエピソード。ネット上ではこの部分は不要という意見もあったのですが、個人的には有って全然良かったと思いました。「紫夏」役の「杏」さんのお芝居がとても良く、趙国軍との戦いや息を引き取るシーンでは思わず涙してしまいました。
あと、始めは「嬴政」脱出に反対していた「亜門」が、「嬴政」に「王になるんだろ!」と叫ぶ「浅利陽介」さんもとっても良かったです。

「飛信隊」の活躍に大興奮

後半の「飛信隊」の活躍には大興奮です。最初は「信」に不信感をいだいていた「飛信隊」の一部の隊員が戦いの中で「信」に信頼を抱いていくところ、「信」が仲間を信頼して「馮忌」本陣に向かいその首を取るところ、「信」や「飛信隊」の活躍や成長に心躍らされました。

「李牧」と「龐煖」のお披露目作?

本作は「馬陽の戦い」の全てが描かれると思っていたのですが、「紫夏」のエピソードが終わった時点で開始から1時間が過ぎていて、この調子で「馬陽の戦い」が終わるのかな?と思っていたら、案の定、前半部分で終わってしまいました。
「馮忌」戦での「信」・「飛信隊」の活躍が見られたのはとても良かったのですが、馬陽の戦いの重要な登場人物である「李牧」と「龐煖」の出演はほんのちょっとだけ。本作は二人を登場させる序章という印象が強かったです。
ただ、「李牧」と「龐煖」ともに原作の雰囲気が良く出ていて、登場だけで次回作への期待が増しました。

最後に

いかがでしたでしょうか。感想でも書いた通り、本作は「馬陽の戦い」の前半を描いた映画であり、次回作が必ずあると信じています。次回作では「李牧」・「龐煖」が秦国軍に立ちはだかってくるものと思いますので、楽しみにして待ちたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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