こんにちは、こみみに編集部のマーロウです。
TikTokで「とるべき資格3選!」とか、良く流れてきますよね。
という訳で、良く紹介されている「資格」のうち「乙種防火管理者」を実際に取得してきた話です。
と言っても、乙種防火管理者は「講習終了+効果測定合格」で取得可能です。
比較的簡単に取得できるので、実務で必要な人、スキルアップしたい人だけじゃなく、転職や就職で資格武装したい人も是非トライしてみてほしいです。
では、どんな流れで取得したかを説明していきます。
これから取ろうかな?と考えていた方の参考になると嬉しいです!!
なぜ?防火管理者を取ろう思った理由
ある日TikTokで流れてきました。
「転職に有利な資格3選」…
別に今困っていないけど、比較的イージーに取得できるならスキルアップや経験として、やってみようかなぁ?
こんな軽い気持ちで受講することにしました。
TikTokで良く流れてくるのはこんな感じの資格です。(TikTokのコンテンツのままなので、資格名称が正確かは不明です。ご了承ください)
・防火管理者(乙種)
・食品衛生責任者
・倉庫管理主任者
・陸上特殊無線技士
・…
その中で、合格率が異常に高いのが『防火管理者(乙種)』と『食品衛生責任者』でともに約99%!
どちらにしようかと悩みました。
実務で差し迫った状態では無いので、正直どちらでも、だったんです…
じゃあ、取るのにどれくらいの期間(時間)がかかるのか?ということを調べました。
・防火管理者(乙種) : 約7時間半の講習+効果測定(休憩含む)
・食品衛生責任者 : 6時間講習+小テスト ※e-ラーニングあり
どちらも同じくらいの時間がかかりますね。
発見としては、食品衛生責任者はe-ラーニングありなんだ!
30日間で6時間を自分の計画で受講とは、なんかイマっぽい。
よしよし、では費用は?
・防火管理者(乙種) : 7,000円
・食品衛生責任者 : 10,000円
…あ、はい。今回は防火管理者(乙種)にします…
食品衛生責任者はまた今度にしますね。
防火管理者(乙種)は、以下の範囲の防火管理者になれるそうです。
ちょっと複雑ですが、詳しくは講習時に教えてくれますよ。
・特定防火対象物の場合、延べ面積300㎡未満(老人ホームなど除く)
・非特定防火対象物の場合、延べ面積500㎡未満
甲種防火対象物内での収容人数が、
・特定用途の場合、30人または10人未満
・非特定用途の場合、50人未満
※ちなみに甲種は全ての防火対象物の防火管理者になれます。
※甲種は取得後5年ごとに更新再講習が必要だそうです。(乙種は更新無し)
乙種 防火管理者取得への道のり
以下、実体験に基づいて記述していきます。
開催場所などにより詳細部分やオペレーションに相違があるかもしれませんが、体験記としてご理解ください。
受講申し込み
コチラ、一般社団法人 日本防火・防災協会のホームページからインターネット申し込みをしました。
手順① 受講する講習会を決める
今回は「乙種」を受けました。
受けようとした期間に「乙種」だけの開催が見当たらなかったので、「甲乙種」同時開催を選びました。
希望の地域で希望の日程が無い場合がありますが、隣県での受講も可能なので探してみてください。
実際、居住自治体での開催は数か月先だったので、隣県で申し込みましたが全く問題無しでした。
また、開催予定はあるけど募集期間が始まってない講習会がありますので良く確認しましょう。
手順② 受講者情報の入力
受講する講習会が決まったら、必要事項を記入していきます。
メアド必須です。
受講料の支払はクレジットカードが素早くてオススメです。
ちなみに別途の決済手数料はかかりませんでした。
これで申し込み終了です。
確認のメールが来るので内容を読んでおきましょう。
手順③ 確認メールで時間と場所を再確認
申し込みが正常に完了すると、確認メールが送られてきます。
内容は講習会情報です。
場所の情報や、日時はもちろん持ち物まで丁寧に記載されていました。
申し込みから開催日まではかなり日がある場合が殆どだと思います。
開催日と開催場所を忘れないように。
開催場所によっては、公共交通機関では行きづらい場所もありますので、行き方、帰り方もしっかり調べておきましょう。
受講
準備するモノ
①顔写真付きの身分証明書 : 講習の受付時に見せて本人確認します。必ず原本(コピー不可)。確認できないと受講できない上に受講料の返金はされないので、確実に用意しましょう。
例)
運転免許証
運転経歴証明書(H24.4.1以降交付のもの)
パスポート
マイナンバーカード(通知カード不可)
顔写真付き住基カード
在留カード
特別永住者証明書
障碍者手帳
顔写真付き生年月日記載の社員証/学生証/生徒手帳
その他顔写真/氏名/生年月日/住所等が確認できる公的証明書
②筆記用具 : ボールペン、シャーペン、消しゴムなど。テキストにメモしたり、効果測定テストを記入します。
③A4が入るバッグ(袋) : 必須では無いですが、講習で配布されるテキスト(結構厚め)などの持ち帰り用です。
あると便利なモノ
①付箋 : 講師の方の話しをテキストにマークする時に使用。重要ポイントを見直すのに便利。
実際は持っていませんでしたが、隣の席の方が持っていて「いいなぁ」と思いました。
恐らく経験者に「あると便利だよ」と聞いたのだろうと…講習おわりの効果測定時に威力を思いすることに…
なので、ここで広めておきます。
②飲み物 : 基本的には受講中は離席できません(トイレは許可の上で離席)。
勝手に休憩とかタバコとか行けませんが、のども渇きだけは準備ができます。
ちなみに、勝手に離席や居眠り、騒ぐなど受講の障害となると判断されると受講しても修了証は発行されない場合があるそうです。(滅多にないけど常識的にということですね)
③ひざ掛けやカーディガンなど : 空調の効いた場所ではありますが、長時間になるので想像して自衛しましょう。
④弁当など : どこにも書いてませんが、昼ご飯は用意されていませんので、ご自身で用意しましょう。受講料7,000円には含まれていませんよ。
昼休憩は50分ですが、受講した場所の近くには食べ物屋さんもコンビニもないことが解かっていましたので、カロリーメイトっぽいものとか持ち込みました。おにぎりとか持ってきている方も多かったですね。昼休憩中は席で食べてもOKでした。
講習受付
受付では、フルネームを伝えて『顔写真付き身分証明書』を見せ本人だと確認してもらいます。
受講リストに名前があり、申し込み住所と合っていればほぼOKです。
指定された番号の席に座って講習開始を待ちます。
会場への移動手段は事前に決めておきましょう。
講習開始の30分前には受付してくれるので時間に余裕を持って移動しましょう。
公共交通機関が少ない、遠い場所の場合もあり、必然的に車での移動になる場所もあります。
駐車場の場所や料金が発生するかなども確認しておきたいですね。
講習会
今回受講した「乙種 防火管理者」は1日の受講です。
ちなみに、同時開催だった「甲種 防火管理者」の方々は、1日目は「乙種」と同じ内容を受講し、2日目も同じ規模感の講習があるそうです。
ザックリとタイムテーブルを。
9:00~9:25 : 受付
9:25~9:30 : オリエンテーション(この講習の進め方を話してくれました)
9:30~10:30 : 受講①(内容はテキストに添っていくので省略します)
10:30~10:40 : 休憩
10:40~11:50 : 受講②
11:50~12:40 : 昼休憩
12:40~13:30 : 受講③
13:30~13:40 : 休憩
13:40~14:30 : 受講④
14:30~14:40 : 休憩
14:40~15:40 : 受講⑤
15:40~15:50 : 休憩(甲種の1日目はここまで)
15:50~16:35 : 効果測定,修了証交付,事務連絡
~終了
講習内容は省略します。
是非講習を受けてみてください。
当たり前のことも改めての視点で解説されると学びがあります。
また、講習によって防火管理者の仕事内容や心構えなどにも触れられます。
効果測定
一日の講習の仕上げが「効果測定」です。
講習を聞いて、メモを取っていれば大丈夫な内容です。
効果測定は全10問
9問正解で合格しました!
1問は読み手によってどっちともとれるような内容で結果間違い…
最後の感想に書いておきました。
ちなみに合格ラインは6問正解以上だそうです。
この時に初めて知りましたが、乙種での受講は10名くらいでした。
全体は恐らく100名くらいいました。
ほとんどが甲種の受講ですね。企業所属で必要に迫られてと言う方が殆どの様でした。
修了証
効果測定に合格したら即日交付されます。
なんなら効果測定では落ちないでしょ?という感じで先行して作ってあったみたいなので、合格しないと事務方の皆さんにも申し訳ないなと…
修了証はクレジットカードサイズ(厚みも)で、材質も恐らくPET材(プラスチック)で意外としっかりしてます。
裏面は記載なしの全白です。
講師の方いわく、乙種は更新も必要なく、全国で有効ですよ!との事。
何か、ひとに認められた感じがしてうれしいです。
まとめ
今回はTikTokで目に止まった「防火管理者(乙種)」の資格取得を体験を交えてお伝えしました。
約1日の講習+効果測定(小テスト)なので、比較的優しい部類の資格だと思います。
事前の勉強も不要で、講習に添って覚えていく感じの進め方でした。
業務上で必要とされてい方はもちろん、勉強・知識欲が高い方、スキルアップしたい方の入門編として、または転職・就職活動を前に資格武装したい方にはうってつけです。
講習では防火・防災の知識も教えてもらえるので、日々の生活にも活用できる知識だと思います。
乙種は甲種よりも狭い範囲でありますが、小さめのオフィスの防火管理者に任命されるなども可能です。
実際の防火管理者としての仕事は、対象施設の消防計画の立案や消防署との連携、防災訓練の実地などの防火管理業務です。社会的にも重要な役割を担える資格ですので、やりがいにもつながりますね。
たまにこの様な経験をすると、気分のピリッとなりますし、色々な学びが得られます。
受講のハードルは低いので、おすすめの資格ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。