こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ』が始まりましたね。『VIVANT』に続く考察系ドラマとして期待されていますが、3つのストーリーが同時に進行するということで、少し混乱している方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は第1話を整理してお伝えしたいと思います。
第1話あらすじ
逃亡編
12月23日の23:30頃、クリングル号記念公園で殺人事件が発生。気を失っていた勝呂寺誠司（二宮和也さん）が目を覚ますと、すぐぞばに拳銃があり、男性が横たわって死んでいた。するとスマホが鳴り、誠司がスマホに出ると男の声で「今すぐその場から離れろ！山下埠頭に来い！」と、言われるままに誠司は逃亡を開始する。
誠司は、洋食レストラン「葵亭」に紛れ込みながらも逃走を続け山下埠頭に辿り着くと、そこで違法薬物の売買を行う組織「アネモネ」の2代目ボス・笛花ミズキ（中川大志さん）と出会う。ミズキと車で移動中、記憶を失っていた誠司は、車中でミズキから「名前が勝呂寺誠司で、5年前に横浜に来て『アネモネ』に入ったこと」、「誠司は『アネモネ』とメキシコの『ロスクエルボ』との違法薬物の取引の中心人物であること」、「死んだ男は榊原であること」を伝えられる。
検問を強行突破し、途中でバイクに乗り換え、警察の追っ手を振り切りミズキの隠れ家についた二人。そこでミズキに電話が。電話の男はミズキに「榊原をやったのは誠司か？」と聞き、ミズキはそれに「はい」と答える。電話の男はさらに「取引を成立させて、疑わしい奴は殺せ、それがたとえ誠司でもだ」と言う。
朝になり、誠司は隠れ家を抜け出し、街を彷徨っているところで警察に見つかる。造船所まで逃げたところで狩宮カレン（松本若菜さん）に銃を向けられるが、重りが二人に向かって落ちてくる。身を挺して狩宮を助けた誠司は、横を運行していた船に飛び乗り逃亡を続ける。
船を降り、港を歩いているところで八幡柚杏（中村アンさん）と出会う。誠司が柚杏に「あんたは俺のことを知っているのか？」と聞くと、柚杏は「あなたを良く知っている人なら知っている。警視庁組織犯罪対策部監理官・満谷満作（江口洋介さん）」と答える。そして柚杏は、「このままだとあなたは記憶を失った殺人犯になるわ」、「あなたがやったかどうかが問題じゃない、そうさせられるってこと。誰かの力によって」と忠告する。
料理店のテレビで、防犯カメラに自分の姿が映っている映像を見た誠司は殺人事件に疑念を抱き、「俺はやってない」と確信する。
横浜署に行けば満谷に会えると知った誠司は、柚杏に「あなたは今、追われている身なんじゃないのよ」と言われるが、勝呂寺は「それでも俺は知りたいんだ。俺が誰なのか」と満谷と会うことを決意する。
レストラン編
3代続く老舗洋食屋「葵亭」に、誠司が入ってくる。シェフの立葵時生（大沢たかおさん）が誠司と対峙し、時生が「泥棒？」というと、誠司は華麗にキッチンを飛び越え逃げ去ってしまう。時生が後を追おうとするも調理台を飛び越えた時に、勢い余って寸胴鍋を倒してしまい、中に入っていたデミグラスソースをぶちまけてしまう。
泥棒が寸胴を倒したと勘違いした、竹本（桜井ユキさん）・蛇の目（栗原英雄さん）・細野（井之脇海さん）に、寸胴は自分が倒したとは言い出せなくなった時生。
デミグラスソースが無い以上、店は開けられないと、クリスマスディナーの営業を行わないと言う時生に対し、変わりのデミグラスソースを作るなどして、竹本と蛇の目は何とか営業しようと時生を説き伏せようとするが、「先代の味を守ることが俺の使命」として時生は耳を貸そうとしない。
朝になり時生がテーブルクロスを片付けていると、床に拳銃が落ちているのを見つけてしまう。
警察に通報しようとする時生に対し、クリスマス営業を諦めていない竹本らは、通報すれば警察が来てクリスマス営業が出来なくなると言い、通報することをとめて、犯人の逃走ルートに拳銃を置いてくることを画策するが、結局、時生は警察に通報する。
刑事が「葵亭」に来て現場検証を行う中、刑事・カレンから、誠司の写真を見せられ、店に入ってきた不審者は誠司であると告げる。
「シェフ消されちゃいますねぇ」などと細野らに脅され、警備のために「葵亭」に残された刑事の頼りない姿を見て不安になった時生は考えを一転、帰ろうとする竹本らを引き留め、「今夜必ず店を開くぞ」とクリスマス営業を行うことを決める。
地方テレビ局編
殺人事件発生を聞きつけた横浜テレビのキャスター・倉内桔梗（中谷美紀さん）は、現場に駆け付け、その様子をレポートする。桔梗は「日曜ニュースイレブン」を全編この殺人事件にし、本来放送する予定の「聖夜（ホーリーナイト）は横浜に行かないと~横浜クリスマス特集～」と差し替えようとする。
テレビ局に戻った桔梗に、制作局長・折口康司（小手伸也さん）が「日曜ニュースイレブン」が打ち切りになり、料理番組の担当になることを告げる。
新人記者であり、クリスマスイブが誕生日の時生の娘・立葵査子は、報道局のメンバーからペア宿泊を誕生日プレゼントとしてもらう。
誠司とミズキの逃走を知った報道局は、査子が現場に向かいレポートするのだが、そのころ査子の彼氏・金子翔太（福永拓海さん）は別の女性と共にしていた。
そして、朝食を食べている桔梗を折口が呼び出し、「日曜ニュースイレブン」の後番組のＭＣが査子であることを教える。
朝のニュースの放送中に、銀行から来た新社長・筒井賢人（丸山智己さん）が現れ、「日曜ニュースイレブン」で殺人事件の特集を行うことを許可せず、当初予定のクリスマス特集を行うよう命令する。
放送中に、警察から入手した逃走犯の防犯カメラ映像を見た桔梗は、逃亡犯が誠司でることに気づき一瞬言葉を失う。
ニュースが終わり、急いでPCに保存されていた過去の写真見ると、そこに笑顔の誠司の写真がをあることを見つける。
何かを覚悟した桔梗は、「今日の放送、必ずこの事件の特集を組みます」と、社長命令に背き、殺人事件の特集を組むことを宣言する。
相関図
フジテレビの公式ホームページに相関図が掲載されています（画像をタッチすると拡大できます）。
佐藤浩市さん演じる真礼（まれい）がどのような役どころなのか、1話を見ただけではわからなかったですね。何らかの重要な役どころだとは思いますので、第2話以降で少しづつ解ってくるのだと思います。
あと、ミズキに電話してきた男が相関図には反映されていません。
査子の彼氏も相関図には載っていないのは、ただの浮気男だからなのか、何等かの意図があって現時点で載せていないかも不明ですね。
第1話の考察
●誠司は警察関係者？
誠司に掛かってきた電話の声は満谷っぽかったし、「葵亭」での逃走や造船所で船に飛び乗る軽い身のこなし方、造船所でカレンを身を挺して庇う行動や、柚杏の「満谷は誠司のことを知っている」という言葉などから、警察関係者の可能性があると思われます。「アネモネ」に入ったということは潜入捜査官？
●榊原も警察関係者なのかも？
ミズキが誠司に「榊原が警察に情報を売った」と言っていましたが、これは榊原が警察関係者で、榊原は情報を売ったのではなく、「アネモネ」に潜入した榊原が警察に状況を報告した可能性があると考えられます。
●榊原を殺したのは警察関係者？
誠司を殺人犯に仕立て上げようとしているのは警察上層部の可能性が考えられます。「アネモネ」と警察上層部の癒着が誠司と榊原にバレてしまい、それを隠蔽しようとして警察上層部もしくは上層部から依頼を受けた殺し屋が榊原を殺し、誠司に罪を擦り付けることで、真実を抹殺しようとしたのではないでしょうか？未発表のラスボス的キャストがいるというのもあり得るかもしれません。
●ミズキに掛かってきた電話の声はエンケン（遠藤賢一）さん？
SNSやネットでもあの声はエンケンさんだと言われていますね。筆者もエンケンさんにしか聞こえませんでした。相関図にエンケンさんは載っていないので真偽のほどは？シークレットキャストなんでしょうかね。ミズキが「アネモネ」の2代目ボスなので、声の主は初代ボス？
謎
●真礼は何者？愛犬・フラン好きのただの老人ではないですよね。番組冒頭の2018年12月24日のサンタクロースは真礼ですよね。そこには誠司・時生・桔梗の3人も居たってことは、真礼は3人全てに何等か関係している？
●柚杏の目的は？満谷のことは知っているのに誠司のことは知らない。何の目的で誠司に近づいてきたのでしょうか？いい人であってほしいけど、警察上層部のスパイってこともあり得る？
●横浜テレビの新番組のMCに新人の査子を抜擢した理由は？新社長は以前から時生か査子を知っていた？
●桔梗が新番組のMCに査子を起用したことを異常に気にしている？桔梗も以前から時生を知っていて、その妹である査子に何らかの感情を抱いている？
●時生の奥さんの命日、査子の誕生日が共に12月24日って、偶然ではなく何かあった？
第2話では誠司が横浜署へ
第2話では、誠司は記憶を取り戻すため、満谷に会いに横浜署に向かいます。時生はクリスマスディナーを営業するために立ち上がります。そして桔梗は社長の命令に背いてスクープを取ろうとします。
第1話終了での3人の覚悟が行動に現れる第2話になりそうですね。
最後に
第1話は【逃亡編】をメインに、【レストラン編】と【地方テレビ局編】が補足的に同時進行するイメージが強かった感じでした。前半は同じように【逃亡編】がメインとなって進むのではないでしょうか。どこで3つのストーリーが繋がるのかが楽しみですね。
考察・謎は筆者の個人的な見解なので、第2話以降のまとめで真偽をお伝えできればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
