親子共闘で巨大企業を相手に勝ち取るものは?…『モンスター』最終回(第11話) 見逃しあらすじ

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こんにちは、こみみに編集部のマーロウです。
前回第10話で、群馬にある産廃処理場で起こってた環境破壊による健康被害は隣の市にある日本有数の巨大企業「帝東電機」が原因では無いかと、神波親子は共闘することで一致した…という展開でした。

ついに最終回(第11話)では、神波は引き続きさくらの代理人として、粒来はサカミクリーンの代理人として、共通の敵「帝東電機」を訴えることに。しかし相手は日本有数の巨大企業、普通にやれば勝ち目はないが、神波親子の「勝つ」には別の意味があって…と言う展開です。

※以降ネタバレ含みますので、ご注意ください。

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モンスター 最終回(第11話) 見逃しあらすじ(ネタバレ注意)

引用元:カンテレ

粒来(古田新太)が引き続きサカミクリーンの代理人として、神波(趣里)がさくら(前田敦子)と拓未(前原滉)の代理人として共同で帝東電機を訴えていくと大草(YOU)に報告した。

粒来が名前を変えて家を出た理由

引用元:カンテレ

粒来は14年前にサカミクリーン建設に反対する拓未の父 内海泰造からの依頼を受け 訴えようとしたところ、突然建設計画が白紙になった。
1年後サカミクリーンの建設が再開されたことを知り、その時に内海泰造が亡くなっていたことを知った。
調べようとしていたところでサカミクリーンから大金を積まれ顧問弁護士を頼まれた。
サカミクリーンが反社のフロント企業であることを感じていたので弁護士登録を取り消し、アドバイザーとして内部に潜入したのだった。

山遥村に住み従業員たちの不調を知ることに。自身も自覚症状はなかったが血液検査の数値が悪くなっていて環境汚染を疑った。
訴えるために健康データを集め始めたのだ。

しかも帝東電機はサカミクリーンが反社であることも有害物質を処理させていたことも知っていたと読んでいた。

粒来は帝東電機がいっていることとやっていることが違うのでSDGs発表会を観るタイミングで再度弁護士登録をしたのだった。

実は、そのSDGs発表会の動画を見た神波は粒来の姿を発見し、弁護士をやろうと大草の事務所に入ることにしたのだった。

山遥村の人々は帝東電機を妄信的に信じて…

引用元:カンテレ

神波は山遥村の人々に健康データ提出の協力を求めるが、住民たちは悪いのは反社のサカミクリーンで、日本有数の大企業である帝東電機がそんなことをするはずがないと協力を拒んだ。

住民の健康データは集まりそうにないが、粒来の例が一例だけある…
12年間山遥村に住み、血液検査の数値が変化し12年後にがんが発見された…。
粒来と神波は、その汚染物質はまだ基準がないモノだろうという見立てていた。

粒来は自分自身のデータを取るために山遥村に住んでいたのだった。

神波はさくらと拓未に帝東電機の産廃物で環境汚染がされているというチラシを配ってもらうことに。

帝東電機を相手取った裁判が始まった

神波らは帝東電機の従業員の健康データの提出を求めた。

届いた健康データを調べてみたが、帝東電機の影響が強い本樹市からは健康被害の関連データは出てこなかった。主要メディアも裁判を取り上げない…。
改めて相手が巨大企業であることを知るのだった。

引用元:カンテレ

証人として出廷した研究チームの責任者 武内に対して、神波は研究チームだけが家族と離れて本樹市に暮らしているのは何故かと問いただした。
有害な物質を扱っている認識があるのでないかと。
続けて帝東電機から出た産廃物の詳細資料の提出を請求した。

帝東電機からの産廃物の資料を精査する神波、杉浦(ジェシー)らは未知の汚染物質「マリシン」の存在を突き止める。

争点はふたつ…
・マリシンが人体に有害であるかどうかの因果関係の証明
・帝東電機がマリシンを人体に有害だと認識していたことの証明

まずは10年~20年かかろうと、国にマリシンが有害であることを訴えかけていく。
神波は、その上で今やれることは何でもやると言う。

引用元:カンテレ

今やれることをすべてやる

神波と杉浦はサカミクリーンの従業員たちに現状を話し従業員ひとりひとり個別で訴えを起こしてもらうことに。
帝東電機の弁護団はこんなことに時間を取られるくらいならと示談金を支払うことを伝えた。

引用元:カンテレ

城野はSNSで帝東電機の環境汚染についてバズらせようとしていたがうまくいかない。

粒来はがん切除の手術のために入院したが、帝東電機系列の病院にいたことのある看護師から帝東電機の研究者ががんで入院した時に社長からキャッシュをもらったらしいと言う情報を入手した。
早速さくらと拓未にそのことについてのチラシを配ってもらうことに。

杉浦は偶然入った店で研究チームの責任者 武内の娘 涼香に出会った。

各々の小さな積み重ねが、帝東電機の圧倒的有利な状況を変えつつあった。

引用元:カンテレ

幸運の女神の証言

涼香は母親と東京に住んでいる。
武内と一緒に本樹市に住まない理由は、重大な健康被害が出るかもしれないからだと証言した。

引用元:カンテレ

神波は涼香が父親から聞いたと証言した帝東電機の産廃物が生物に対して有害であることが示されたデータの開示を請求した。

裁判には勝たなくてもいい!?

引用元:カンテレ

杉浦はこのデータだけでは勝てないのではと疑問を持つが、粒来と神波は勝たなくてもいいと言い出した。

その頃、城野が仕掛けたSNSがバズリ始め、帝東電機のコマーシャルに出演していたタレントが降板するなど、テレビなどのメディアが大きく扱い始めたのだった。

引用元:カンテレ

世論が動き、帝東電機の株価も下落した。
状況は逆転した。

和解!?

帝東電機の弁護団に対して、山遥村住民の健康データを提出したところ、弁護団は和解の意思を固めていた。

帝東電機は山遥村の住民、サカミクリーンの従業員に対して症状に合わせて100万円~1,000万円の和解金を支払うことで大筋合意した。

ひと段落ついた その夜、粒来と神波は久しぶりにオセロを囲んだのだった。

引用元:カンテレ

謝罪会見

引用元:カンテレ

山遥村の住民、サカミクリーンの従業員を集めて、帝東電機の謝罪会見が行われた。
会見が終わり帝東電機側は席を立とうとしたところ、住民、サカミクリーンともに声を上げ紛糾した。
神波は帝東電機の謝罪を受け入れ、賠償金を受け取ることに同意した住民らのあまりにも過度な言い分に、裁判さながらに問い質し、最後に涙を流して呟いた。
「一体 何のために生きているんですか?」

引用元:カンテレ

~~おしまい~~

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モンスター エピソード相関図 最終回(第11話)

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まとめ

モンスター 最終回はいかがでしたか?
最終親子対決の決着を期待していましたが、まさかの巨大企業に対する神波親子の共闘。
「和解」という着地点もしっかり共有されてました。

粒来の病状も重篤なのかどうかがイマイチ伝わらず、オセロのシーンのあとは出てきませんでしたね。
続編への伏線かもと思わされます。
あと、「銀髪」こと謎のコンビニ店員 城野との関係や、杉浦や大草所長のバックボーンなど続編で解き明かしていくつもりか?ってくらいサラッとしてました。

全体としては、「モンスター」がなんなのか…最後まで判然としなかったのは残念です。
当初は神波亮子本人がモンスターで常識外れの手法で裁判を勝っていく勧善懲悪ドラマなのかなと思ってましたが、実は各話それぞれにモンスターがいてハッピーエンドでもなければバッドエンドでもない…ほとんど毎回モヤモヤを抱えてのグレー決着でした。
しかも神波亮子のゲーム好きという背景がメチャクチャ薄くて、ゲームってオセロかよ!?というところもモヤモヤです。
最終回を観て、やっぱりモンスターは「人間」そのもののことなんだと勝手に解釈しました。
視聴者にとって、もっとわかりやすくスカッとすると良かったのにと残念な気持ちの方が勝ってしまいました。

続編で『杉浦覚醒』とかあると面白そうですが、どうでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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