こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』の第1話が放送されました。
・第1話の内容
・相関図
・第1話で流れたクラシック曲
※本記事はネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください。
第1話の内容
5年前のウィーン
5年前のウィーン。夏目俊平(西島秀俊さん)は、正指揮者の代理で指揮台に立ち、オーケストラを指揮し喝采を浴びていました。
同じとき、娘の響(芦田愛菜さん)はコンクールを抜け出して事故に遭ってしまいます。
俊平は、妻の志帆(石田ゆり子さん)から響の事故のことを聞きますが、そのまま指揮を行います。
ただ、俊平はこの指揮を最後に、指揮者を辞めてしまいます。
5年後、俊平が日本に帰国
俊平を残して家族は日本に戻っていて、晴美市役所の職員として総務課で働いていた響は、あおぞらホールへの異動を伝えられます。
俊平は一人ウィーンに残り、ウィーン音楽大学の職員をしていたところに、志帆から5年ぶりに電話が来ます。
その内容は、「フランスでの仕事が入ったので、代わりに子供の面倒を見てほしい」というもので、俊平は20年振りに日本に帰国することになります。
息子の海(大西利空さん)は、俊平の帰国を喜びましたが、響は目も合わせようとしません。
料理も家事もできない、音楽以外はポンコツな俊平と、父と子3人の気まずい生活が始まります。
晴見フィルの指揮者就任への依頼~廃団決定
帰国した翌朝、晴見市役所観光課勤務で晴見フィルの団長でもある古谷(玉山鉄二さん)が夏目家に訪れます。
古谷は、俊平に向かって「この度は、無理なお願いを聞いてくださって、本当にありがとうございます。」と唐突に言い出します。
これには裏があって、志帆が古谷に、俊平のことを話していて、俊平の知らないところで、勝手に俊平が晴見フィルの指揮者に就任することになっていたのでした。
実は晴見フィルは廃団の危機にあり、古谷らは、俊平が指揮者になることで団の存続を目指していたのですが、3カ月後の廃団が決まってしまいます。
俊平が晴見フィルを指揮
晴見フィルの指揮者就任を受けない俊平ですが、古谷や内村(久間田琳加さん)、大輝(宮沢氷魚さん)の晴見フィルや音楽への思いを聞くにつれ、考えが少しづつ変わっていきます。
そして、海からの「二人で止まっててどうすんの?」という言葉で、俊平は晴見フィルで指揮をすることを決意します。
渾身の『運命』の演奏
演奏会の日、廃団が決まってやる気のない団員の前に俊平が現れます。
俊平は、「終わりの決まったオーケストラにも、やれることがある」は言い、5年ぶりに指揮台に立ちます。
そこで演奏されるのはベートーヴェンの交響曲第5番『運命』。まばらな客席でしたが、渾身の演奏は観客を魅了します。
演奏会を聴きにきていた「うたカフェ二郎」の店主・小村(西田敏行さん)が、会場にいた響に、「運命かもしれませんね。あの人が指揮するってことは」と呟きます。
第2話以降への伏線
演奏会の後、古谷が向かった先には志帆が。フランスへ行くと言っていた志帆は、実は日本にいたのです。
そして、響は5年前のコンクールのことを思い出します。控室から出られない響、控室のドアのノック音が、『運命』のダダダダーンのメロディとシンクロするのでした。
相関図
※画像をタッチすると、相関図を拡大できます。
第1話で流れたクラシック曲
交響曲第5番「運命」(ベートーヴェン)
『運命』は第1話のテーマ曲で、ドラマ後半の演奏会の他、練習風景やBGMなど、ドラマの随所で『運命』の第1楽章が流れました。
ちなみに、演奏会のシーンでは第4楽章も流れました。
ポルカ「狩り」(ヨハン・シュトラウス二世)
ドラマ冒頭、正指揮者が不在となり、俊平が代理で指揮をしたときの曲です。
曲中でピストルを鳴らすのが印象的です。
交響曲第3番「ライン」(シューマン)
「響が交通事故にあった」と志帆から連絡があった直後に、俊平が指揮した曲です。
ドラマでは第1楽章が演奏されました。
番組予告でも使われた曲ですね。
行進曲「国民の象徴」(バグレー)
内村が過去を語る場面、内村が高校時代に合奏コンクールで演奏した曲です。
「ナショナルエンブレム」とも呼ばれ、冒頭にアメリカ国歌が使われていているのが特徴的な行進曲です。
第2話 予告動画 第2話は15分拡大放送
第2話は15分拡大放送です。
第1話では、少ししか出演しなかった羽野(佐藤緋美さん)、谷崎(當真あみさん)が、第2話では活躍されそうな予感です。
さいごに
第1話で演奏されたクラシック曲は、王道の交響曲だけではなく、ポルカから行進曲までバリエーション豊かなラインナップでした。
第2話以降もドラマだけでなく、演奏される曲も楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。