こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。9月に楽天ポイントが変更されましたが、12月にまたまた楽天スーパーポイントアッププログラム(楽天SPU)やキャンペーンの内容が変更されました。
今回の変更点は、次の通りです。
【楽天SPU】
①年会費有料の楽天カード利用時の上乗せ倍率が5%→3%にダウン
②「楽天銀行」+「楽天カード」利用時の上乗せ倍率が1%→0.5%にダウン
③月間獲得ポイントの上限引き下げ
④楽天モバイルユーザーの上乗せ倍率アップ
【キャンペーン】
⑤「5と0のつく日」の上乗せ倍率が5%→4%にダウン
この変更点によるユーザーへの影響は、次のようになります。
【打撃を受ける方】
・年会費有料の楽天カード利用者(楽天ゴールドカードを除く)
・楽天カードの引き落とし口座に楽天銀行を設定ている方
・楽天銀行を給与・賞与・年金の受け取り口座に設定している方
・楽天カードで毎月税別10万円以上の利用者、税別で10万円を超える高額な商品を購入する場合(プレミアムカードを除く)
【恩恵を受ける方】
・楽天モバイル(Rakuten 最強プラン)利用者
(ただし楽天市場のヘビーユーザーは注意が必要)
【影響が限定的な方】
・上記以外の方
それぞれの変更点について、本文で解説していきます。
楽天SPUの変更点
年会費有料の楽天カードの上乗せ倍率が5%→3%にダウン
今回の上乗せ倍率ダウンの対象となる年会費有料の楽天カードは、「楽天ブラックカード」・「楽天プレミアムカード」・「楽天ビジネスカード」です。
(「楽天ゴールドカード」は、元々上乗せ倍率が+3%なので対象外です)
2023年11月30日で、対象の楽天カードの特典である、楽天SPUの+2%上乗せが終了となりました。
楽天市場での買い物する際に、対象の楽天カードで支払いをすると、年会費無料の楽天カード利用時の上乗せ倍率+3%に特典として+2%が上乗せされ、合計で+5%の還元が受けられていましたが、この+2%の特典が終了し、年会費無料の楽天カードと同じ+3%上乗せのみとなります。
月間獲得上限が15,000ポイント→5,000ポイントに減少
上乗せ倍率+2%の特典が無くなるのに加え、プレミアムカード特典により獲得できる、月間の楽天ポイントの上限が、15,000ポイントから5,000ポイントに減少となり、10,000ポイントも少なくなります。
海外空港ラウンジの利用も制限(2025年1月から)
直近でははく、楽天SPUとも関係ありませんが、「楽天プレミアムカード」・「楽天ビジネスカード」には、「プライオリティ・パス」カードを無料で発行できる特典があり、このカードで海外の空港ラウンジを無料することができます。
現状は無制限で利用できていますが、2025年1月1日からは年5回までに制限されます。
サービスの提供方法も変わるようですが、これは2024年夏以降の発表とのことです。
(楽天ブラックカードは対象外です)
年会費返金の措置を実施中(2024年1月8日まで)
今回の変更を受けて、楽天では、2023年11月1日(水)までに「楽天ブラックカード」・「楽天プレミアムカード」・「楽天ビジネスカード」に入会した方を対象に、年会費の返金を受け付けています。
受付は2024年1月8日までで、会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」での手続きとなります。
「楽天銀行」+「楽天カード」利用時の特典が1%→0.5%にダウン
今回の変更で、以下の場合の上乗せ倍率がダウンします。
「楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にしている方」:+0.5%→+0.3%
「楽天銀行を給与・賞与・年金の受け取り口座にしている方」:+0.5%→0.2%
これにより、楽天カードと楽天銀行を併用している方の、最大+1%だった上乗せ倍率が、最大+0.5%になります。
月間の獲得ポイントの上限引き下げ
楽天SPUでは、それぞれの条件(サービス)によって、上乗せされるポイント倍率と、その条件で獲得できる月間の上限ポイントが設定されています。
2023年12月から、「楽天会員 通常ポイント」と「楽天カード 通常分」を除く全ての条件(サービス)で、獲得できる月間の上限ポイントが引き下げられました。
それぞれの条件(サービス名)の変更前(2023年11月迄)と、変更後(2023年12月から)の、ポイント倍率と獲得上限ポイントは下の図をご覧ください(画像をタップすると拡大できます)。
出展:楽天公式ホームージ(公式サイトはこちら)
楽天モバイル(Rakuten 最強プラン)利用者の還元率はアップ
今回で、唯一上乗せ倍率がアップした変更です。
楽天モバイルの「Rakuten 最強プラン」を契約している方は、これまでは、楽天ポイントの会員ランクで上乗せされる倍率が違っていましたが、12/1からは会員ランクに関わらず「+4%」にアップします。
但し、この条件で獲得できる月間のポイント上限が、7,000ポイントから2,000ポイントに減少します。
楽天会員ランク | 変更前 | 変更後 |
ダイヤモンド会員 | +3倍 | +4倍 |
ダイヤモンド会員以外 | +2倍 | +4倍 |
「5と0のつく日」キャンペーンの上乗せ倍率が+5%→+4%にダウン
従来開催されていたキャンペーン、楽天市場の「5と0のつく日はポイント5倍」が2023年11月で終了となり、2023年12月からは、「5と0のつく日はポイント4倍」となり、上乗せ倍率が1%ダウンします。
また、このキャンペーンの特典分の獲得上限ポイントが、これまでの3,000ポイントから1,000ポイントに減少します。
変更前 | 変更後 | |
ポイント倍率 | 5倍 | 4倍 |
獲得上限ポイント | 3,000pt | 1,000pt |
ユーザーへの影響
【打撃】年会費有料の楽天カード利用者(楽天ゴールドカードを除く)
「楽天ブラックカード」・「楽天プレミアムカード」・「楽天ビジネスカード」利用者は、特典が無くなりますので、大きな打撃です。
例1. 楽天市場で月に1万円(税抜)利用した場合
1万円(税抜)×3%=300ポイントとなり、これまでなら得られていた500ポイントよりも、200ポイント減少します。
例2.楽天市場で月に20万円(税抜)利用した場合
計算では、20万円(税抜)×3%=6,000ポイントとなりますが、獲得上限が5,000ポイントの為、獲得できる楽天ポイントは5,000ポイントです。
これまでなら得られたポイントは1万ポイントですので、半分に減ってしまいます。
【打撃】楽天銀行利用者
楽天カードの支払い口座に楽天銀行を設定している方も多いと思います。これによる上乗せ還元率が+0.3%に下がります。
元が+0.5%なので、大きなダウンには見えないかもしれませんが、1万円(税抜)の買い物をした場合の獲得できるポイントが、1万円(税抜)×0.3%=30ポイントと、これまで獲得できていたからポイントから20ポイント減りますので、打撃です。
更に、楽天銀行を給与・賞与・年金の受け取り口座にも設定している方は、1万円(税抜)の買い物をした場合に獲得できるポイントが、1万円(税抜)×0.5%=50ポイントと、これまで獲得できていたからポイントから50ポイントも減りますので、大きな打撃です。
【打撃】楽天カードで毎月税別10万円以上の利用者、税別で10万円を超える高額な商品を購入する場合
楽天市場での買い物の支払いに、楽天カード(プレミアムカードを除く)を使った場合の、毎月の獲得ポイントの上限が2,000ポイントに減少します。
楽天カードで支払いを行う場合の還元率は+2%なので、10万円(税抜)×2%=2,000ポイントになり、月に10万円以上買い物をしても、2,000ポイント以上はつきません。
これまでは、月の買い物が25万円(税抜)まではポイント付与の対象だったので、月に10万円以上の買い物を楽天市場でされる方、10万円以上の家電やブランド品などを楽天市場で購入する方には打撃です。
【恩恵】楽天モバイル(Rakuten 最強プラン)利用者
楽天モバイルユーザーで楽天最強プランを利用している方は、楽天の会員ランクに関わらず、楽天SPUの上乗せ倍率が+4%になりましたの、恩恵が受けられます。
例えば楽天市場で1万円(税抜)の買い物をした場合、これまではダイヤモンド会員の方は300ポイント(+3%)、それ以外の会員の方は200ポイント(+2%)のポイント付与でしたが、今回の変更によって、会員ランクに関わらず、1万円(税抜)×4%=400ポイント獲得できます。
恩恵が受けられる買い物金額は5万円(税抜き)まで
「+4%の上乗せ」で得られるポイントの上限は2,000ポイントです。
5万円(税抜)×4%=2,000ポイントになるので、楽天市場での月の累計購入金額が5万円を超えたり、5万円以上の物を買っても、2,000ポイント以上は付きません。
【限定的】上記以外の方
これまで記載してきた影響を受ける方の条件に、一つも当てはまらない方への影響は限定的です。
楽天SPUへの影響はありません。影響があるのは「5と0のつく日はポイント5倍」が「5と0のつく日はポイント4倍」に変わったキャンペーンです。
上乗せされるポイントが1%減ったので、このキャンペーンの日に1万円(税抜)の買い物をした場合、1万円(税抜)×4%=400ポイントになり、これまで獲得できていたからポイントから100ポイント減ります。
このキャンペーンを狙って買い物していた人にとっては、打撃となります。
楽天市場の購入額の1%が得られるポイントサイト
ポイントサイトって?
ポイントサイトは、サイト上のゲームやアンケート、サイトを経由してネットショッピングなど、いろいろな方法でサイト独自のポイントを貯められるサービスです。貯まったポイントは現金や他社のポイントなどに交換することができます。
ポイントサイトを経由して楽天市場で買い物をすれば、楽天ポイントの他に、ポイントサイト独自のポイントを獲得することができます。今回の楽天ポイント改悪によって減少する獲得ポイントを穴埋めすることができます。
おすすめのポイントサイト
楽天市場での購入額の1%のポイントが獲得できる、お勧めのポイントサイトを紹介します。
どちらも入会費、利用料などの費用が一切かかりません。
ハピタス
「ハピタス」は、貯まったポイントは、現金や楽天ポイント、Pontaポイント、楽天Edy、PayPayマネーライトなどなどに交換することができます。特に現金化する際は1ポイント=1円と、他のポイントサイトと比べて高く設定されています。
また、1年間に1回でもログインすればポイントが失効することはありません。
ちょびリッチ。
「ちょびリッチ。」は、貯まったポイントは1ポイント=0.5円として、1,000ポイントから現金や楽天Edy、LINEPayなどに交換することができます。交換手数料が無料の交換先が多いのも魅力です。
また、1年間に1ポイントでも獲得すればポイントが失効することもありません。
さいごに
今回は2023年12月の、楽天スーパーポイントアッププログラム及び楽天市場のキャンペーンの変更点についてお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。