こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。
『楽天ペイ』は還元率が1%と、PayPayやauペイなど他のバーコード決済と比べて高い還元率が魅力ですが、2024年6月4日にその仕組みが変わりました。
今回は、この変更について解説します。
変更された内容
今回、『楽天ペイ』のポイント還元が変更となるのは、
■楽天カードから楽天キャッシュにチャージ
■楽天キャッシュでの支払い
の2点です。
■楽天カードから楽天キャッシュにチャージ
⇒200円につき1ポイント付与(楽天カード利用獲得ポイント)
■楽天キャッシュでの支払い
⇒利用金額100円につき1ポイント付与(楽天ペイ還元)
■楽天カードから楽天キャッシュにチャージ
⇒ポイント付与なし
■楽天キャッシュでの支払い
⇒利用金額100円につき1ポイント付与(楽天ペイ還元)+200円利用につき『楽天キャッシュ利用獲得ポイント』1ポイント付与
楽天カードでチャージした場合のポイント付与”楽天カード利用獲得ポイント“が無くなり、チャージ方法に関わらず、楽天キャッシュで支払うと、これまでの”楽天ペイ還元”のポイント付与に加えて、200円毎に1ポイントが”楽天キャッシュ利用獲得ポイント“として付与されます。
※楽天ペイを利用した際に付与される”楽天ペイ還元”ポイントは、これまで通り100円につき1ポイントで変わりません。
「楽天ポイントを貯めたいから、楽天カードから楽天キャッシュにチャージ」していた人にとっては、その恩恵が無くなります。
その変わり、チャージ方法に関係なく、楽天キャッシュでに支払いによるポイント付与がアップされます。
注意点
厳密には1.5%付与ではない
今回の変更だと、楽天キャッシュで200円利用すると3ポイント付与(楽天ペイ還元:2ポイント+楽天キャッシュ利用獲得ポイント:1ポイント)されるので、1.5%還元に感じますが、厳密に言うとちょっと違います。
『楽天キャッシュ利用獲得ポイント』は200円毎に1ポイント付与ですので、例えば199円以下の場合はポイントが付与されず、300円の場合は1ポイントになります。
例1)楽天キャッシュで100円利用した場合
楽天ペイ還元ポイント:1ポイント
楽天キャッシュ利用獲得ポイント:0ポイント
合計:1ポイント(還元率:1%)
例2)楽天キャッシュで200円利用した場合
楽天ペイ還元ポイント:2ポイント
楽天キャッシュ利用獲得ポイント:1ポイント
合計:3ポイント(還元率:1.5%)
例3)楽天キャッシュで300円利用した場合
楽天ペイ還元ポイント:3ポイント
楽天キャッシュ利用獲得ポイント:1ポイント
合計:4ポイント(還元率:1.3%)
効率的なのは、200円単位で支払うことですが、キリ良く買い物するには難しいですよね。
“ポイントを効率よく貯めたい“というときには頭にいれておくとよいかもしれません。
ポイントに付与時期が異なる
楽天キャッシュ利用で還元されるポイント付与のタイミングが、「楽天ペイ還元」と「楽天キャッシュ利用獲得ポイント」で異なります。
●「楽天ペイ還元」のポイント付与
・・・翌日
●「楽天キャッシュ利用獲得ポイント」のポイント付与
・・・翌月10日頃
「楽天キャッシュ利用獲得ポイント」で獲得したポイントは、翌月の10日頃にその月の分がまとめて付与されます。
今回の変更の評価
今回の変更では、恩恵を受ける人と損をする人が出てきます。
①恩恵を受ける人
楽天カード以外の方法でチャージしていた人
これまでの「楽天Pay還元」に加えて、「楽天キャッシュ利用獲得ポイント」分のポイントが加算されるので、ポイント付与が増え恩恵を受けられます。
②損をする人
楽天カードでチャージして“請求書払い”をしていた人
楽天Payで公共料金等の“請求書払い”をしていた人は、支払額分を楽天カードでチャージして0.5%の“楽天カード利用獲得ポイント”を得ていた場合も多いと思います。
この0.5%が無くなるのですから、結構なダメージです。
例えば5万円チャージした場合、これまで250ポイント得られていたのがゼロになります。
自動車税や住民税などは数万円になる場合もあるので、楽天カードからのチャージでポイ活していた人は痛いですよね。
まとめ
今回の楽天Payの変更は、チャージする方法に関わらず獲得できるポイントが増えるので、一部の”請求書払い”をしていた人を除き、おおむね改善と言えると思います。
もはや恒例行事とも言える、楽天の制度変更。
仕組みを理解してポイ活したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。