こんにちは、編集部のマーロウです。日曜劇場VIVANTの最終回が放送されました。komiminでは放送開始から追いかけてきましたが、最終回らしいどんでん返しもあり、日曜劇場ならではの「家族」の物語でした。最終回を振り返り、続編が期待できるか見ていきましょう。
日曜劇場VIVANT 最終話 テントの目的 ベキの最後の狙い
ベキはわかっていた
捕らえられた乃木にベキは切りかかったが、乃木の縄を切り解放した。裏切者と助けるのかと詰め寄るノコルに対してベキは「すべて承知の上でここまで生かしておいた」と話す。孤児院でのコメの重さを言い当てた特技によって、最初の対面時に乃木は「銃の重さ」で銃弾が入っていたかどうか解っていたことを察していた。また、乃木が撃った4名の別班員をバトラカが調べ、治療を受けて生きていたことから、乃木は別班を裏切っておらず、味方を欺いてまで任務でテントに来たことが判った。
乃木はジャミーンがベキの写真を見て微笑んでいたことから、テントの本質を捉える必要があると判断し、櫻井指令に直訴してテント潜入作戦を実行した。櫻井指令と乃木だけしか知らない作戦では、別班員4名の移送に不都合が出るが、乃木は野崎に複数のサインを示しその行動に賭けた。
野崎は亡くなった後輩リュウからのメールと、乃木の言った「鶏群の一鶴、眼光紙背に徹す」、「スネイプ社との商談」から、これらは乃木からのメッセージだと気づき、別班員4名の死亡を偽装して日本へ移送したのだった。
乃木は別班の任務は日本を守ることであり、テントの真の目的が、フローライト採掘の利益による孤児救済であれば、テロを起こす必要もなく日本への被害は無くなると判断し、黒須と共に任務としてテントに協力することにした。
敵はバルカ政府の中に
ワニズ外務大臣と西岡大使を面会した。政府側の提案は予想以上の歩み寄りだったが、乃木は西岡大使、経産省が絡んでいるのが気になると上申する。日本の外務省と経産省がこんなに早く連携することはない。半年前(乃木がバルカ脱出をした)には西岡大使はワニズ外務大臣の言いなりだったことから、もっと前から情報を持っていた可能性が高いので、内通者の特定を急ぐことにした。
調印の場で、ノコルは政府提案に調印するがゴビが寝返って政府側が主導権を得るカタチとなった。しかし、日本側の西岡大使がバルカ側の提案を認めず、ムルーデル(テント)側が60%の主導権を得ることになった。ワニズ外務大臣は激怒したが、乃木が事前に練った策で野崎と共闘した結果、西岡大使はワニズ外務大臣と組まないことを選択したのであった。ワニズ外務大臣は悪事も暴かれ、失脚した。
フローライト採掘事業を成功させるために、乃木はベキの身柄を公安に渡すことを条件に野崎とベキを引き合わせた。政府側の悪事を暴き、フローライト採掘の目途が立ったことで、ベキはノコルにバルカの将来を託し、テントを解体し日本へ身柄を移送された。
ベキの逃亡 真の目的は
一方、乃木と黒須はブルーウォーカー太田を使い、テントの情報網に入り込んでいた。各国のテントのモニターの監視と、日本のモニターの特定のためだった(別班4名のリハビリ動画を撮ったモニター)。
野崎からベキが逃亡したとの連絡が入る。太田の調査で日本のモニターが公安の新庄だと判明し、乃木はノコルに詰め寄りベキの本当の標的が「日本」ではなく「40年前の救出ヘリに退避命令を出した上官」であることを知る。
急ぎ日本に向かう乃木。空港で櫻井指令より当時の公安の機密事項の入っているメモリーカードを受け取る。
内閣官房副長官 上原史郎を捕えたベキ、バトラカ、ピヨ。そこへ乃木が現れる。上原は当時のベキの上官 上原課長だった。自身の独断で行っていたバルカ潜入が失敗に終わるのを恐れ、乃木一家を見捨てる退避命令をだした張本人だった。ベキは妻明美の望みである復讐を遂げようとしたが、乃木がベキ、バトラカ、ピヨを銃撃し、上原副長官を救った。
上原副長官宅は炎上し、ベキら3名の遺体が煤同然で発見されたと野崎から上原副長官に報告された。乃木はノコルに電話でベキの最後を伝え、ノコルから墓をバルカに建てて構わないかと聞かれる。「皇天親無く 惟徳を是輔く」、「花を手向けるのはまだ先にするよ」と伝えた。
乃木は神田明神境内で薫、ジャミーンと再会を果たした。
過去回振り返り記事はkomiminiで
・VIVANT 第1話
・VIVANT 第2話
・VIVANT 第3話
・VIVANT 第4話
・VIVANT 第5話
・VIVANT 第6話
・VIVANT 第7話
・VIVANT 第8話
・VIVANT 第9話
・VIVANT 第10話(最終話)
・komimini VIVANT全話まとめ
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VIVANT ノベライズを読んでみたい
VIVANT、面白かったですね。ノベライズも出ているので読んでみたい方はコチラもチェックしてください。
VIVANT 最終話 相関図(最終版に更新しました)
VIVANT 最終回でも回収切りれなかった謎 だから続編あるんじゃないの?
前回の未回収伏線の答え合わせです。
ep1 乃木のスマホの「VIVAN」フォルダ :8個のアイコンが確認されたが、別班の各員だとすると乃木を入れても1名足りない…
→ なんも触れないでやんの
ep2~ep3 西岡大使とワニズ外務大臣の会話が不穏 :「日本とバルカは未来永劫 友好国でなければならない」「日本はアジアでの主権を取り戻す機会を失いますよ」これが物語の根底に流れる闇かも。
→ フローライト採掘に関わるやり取りだった。
ep2~ep3 薫、ラクダから落ちる :素で落ちたのならおっちょこちょいか。なんか理由がありそうななさそうな。
→ ただのアクシデントだった模様
ep3 <F>の意味 :乃木の別人格はなぜ<F>という名前なのか。なんの<F>なのか。
→ 意味あり気なのに触れやしない
ep3 長野専務が「ザイール」に反応しすぎ :<F>も言っていたが「あやしいなコイツ」が回収されていない。
→ 重大未回収事案(と信じたい)
ep4 長野専務、取り調べ後出番なし :そんなはずないでしょ。最後の表情も怪しいのに。
→ これも。
ep5 山本の家宅捜索時の絵画 :野崎が気にしていたが、その後触れていない。
→ 未回収事案(だよね?)または山本の精神状態を表現したのか?
ep6 戦場ジャーナリストの飯田さんは誰? :長野専務の空白期間と被る。別班または公安としてバルカに潜入して、乃木卓(ベキ)の息子だと判って助けた?
→ ノータッチ・・・
ep6 薫、突然の乃木の自宅訪問 :いつ知ったんよ。
→ 気のせいだったか・・・
ep6 ブルーウォーカー太田のセリフ :「訓練してるんでしょ?」とナイフを渡す。何を知ってんのよ?絶対長野専務になんか聞いてるんでしょ?
→ モヤる・・・ノータッチ
ep7 やっぱり新庄あやしいよね :公安にしてはへっぽこ。どの組織のモニターなのよ。
→ テントのモニターでした!
ep7 薫ハニトラ? :急にスルッと乃木に近づいた。テントのモニターか?赤飯食べるときまずそう。
→ ごめんなさい。疑ってました。
ep7 動画「薫と目玉焼き」 :乃木はなぜ撮った?やはり薫があやしいのか?
→ ただのイチャイチャだったんですか、そうですか。
ep7 ヴォスタニアとの入れ替わりの時のスマホの画面にはなにが? :乃木からの連絡か?別班撃つけど殺さないから助けてね。ってことか?
→ 櫻井指令からの「リュウ」を装ったメールだった。
ep8 黒須はなぜ乃木と一緒に連れてこられた? :1発しか入れてない銃の事もあるし、ノコルと繋がっている?所属がなんちゃら資源開発だったから、すでにフローライトでいっちょ噛んでる?
→ 別班の他の4名と違って、ちょっと避けたので意識があったから連れていかれたって事でしたね。
ep8 実はジャミーンは話せる? :薫にだけとか?
→ 話せなかった・・・疑ってスマン。
ep9 ベキは明美の遺言を守るのでは? :「復讐して、、復讐して、、」はかなり重い。日本そのものではなく、公安の当時の指揮官が標的とか?
→ ビンゴ!
ep9 日本のテントのモニターは誰? :別班4名のリハビリ動画を撮影していた。病院関係者?視線的に少し背が高いか? え?ここにきて新庄がモニターとか?? いやいや別班4名の顔を知ってて背が高いのは・・・野崎??
→ 新庄でしたね。
ep9 これ何? :急に「あなたは7回撃たれた狼だ」
→ 公式が回答出してた。ピヨが乃木に言った言葉だそうで。困難を乗り越えて結果を出したという賞賛の言葉だそうですね。
VIVANT 最終話放送でも残された謎 続編への布石なのかも
最終話にして、「なに?なに?それは??」と言う部分を洗い出しました。
- 丸菱商事の130億円の誤送金は返金してもらえないままですかね?丸菱、潰れないか心配です。
- 黒須はバルカに取り残されたまま… 日本に帰ってきてもインサイダー取引の容疑で捕まりそう。
- ノコルは一人残されたけど、腕利きの側近は居るのだろうか。
- そもそも乃木は丸菱商事に在籍のままなのか。随分休んでるが。
- ベキ逃亡の後、野崎は乃木が日本に向かうと電話を切った後になぜ笑った?
- 別班4名銃撃の腕前だから、ベキら3名も難なく急所を外して撃てるはず。ベキらは生きているのでは?公安野崎もいっちょ噛んでるはず。
- 「皇天親無く 惟徳を是輔く」はなにを意味するのか?「天は公平で贔屓せず、徳のある人を助ける」という意味らしい。ベキは孤児救済などで徳があるので助かった(生きてる)よ。と言う意味か?上原副長官は徳が無いので助からない(追い込む)よと言う意味か?捉え方しだいか。
この辺り、是非、続編で回収してもらいたいですね。
さいごに
日曜劇場VIVANT 全10話を追いかけてきました。7/16初回放送から約2か月の間でしたが、毎週毎週伏線やら、謎やらでSNSの考察も大変盛り上がりましたね。たのしい2か月間でした!ちょっとした謎など残ってたりするので、是非続編をと期待してしまいます。
最後に原作・演出の福澤克雄さんの9/17ファンミーティングでの続編についての発言を載せておきます。期待大です。
「僕は言えませんよ、皆さん次第です」
「正直に言うと、僕の中では第3部まで考えて作ってる」
9/17ファンミーティングでの福澤克雄さんの発言
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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