こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。
11月10日(日)に日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の第3話が放送されました。
第2話(1955年の端島)では、スクエアダンス同好会、そして端島を襲った台風で、鉄平(神木隆之介さん)・賢将(清水尋也さん)・リナ(池田エライザさん)・朝子(杉咲花さん)・百合子(土屋太鳳さん)の複雑な感情が描かれました。
第3話では、1957年になった端島に夏八木(渋川清彦さん)が現れ、島内を巻き込んだ映画オーディションが開催されます。
朝子もそのオーデイションに参加するのですが・・・
それでは、朝子の初恋のエピソードが描かれた第3話を振り返ってみましょう。
※この記事にはネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください。
「海に眠るダイヤモンド」第3話 見逃しあらすじ(ネタバレ注意)
1955~1957年 繁栄する端島
鉱員たちが働きやすい環境をつくろうとする鉄平と賢将。
進平の助言もあり、2人の活躍で新しい社宅制度が出来ることになった。
その後廣田炭鉱長は端島を去り、新たな炭鉱長には賢将の父・辰雄が就いた。
月日は流れ1957年、ついに端島に水道が開通した。
新しい鉱員アパートや小中学校の新校舎も完成し、人口も出炭量も増えた端島は最盛期を迎えようとしていた。
その頃の端島の電化製品の売れ筋は冷蔵庫・電気釜・テレビ。
テレビの普及率が10%程度だった本土に対して、端島の普及率は60%を超えていた。
しかしテレビを買えない銀座食堂、竹男はテレビのある家に行って覗き見していた。
そんな中、以前端島を舞台に製作された映画「燃ゆる孤島」の続編製作のため、プロデューサーの夏八木が端島にやってきた。
2018年 玲央はいずみの婚約者?
いづみの家に転がり込んでいた玲央は、いづみの家族と対面を果たす。
その場には和馬・星也の他に、いづみの娘・鹿ノ子、孫の千景もいた。
玲央のことをいづみは”結婚を前提としたお付き合い“と紹介する。
いづみが「結婚すれば、財産の法定相続人が玲央になる」と言うと、鹿ノ子・和馬・星也は顔を引きつらせながら目を合わせる。
鹿ノ子一家が帰った後、玲央はいづみに財産のことを聞く。
いずみの財産は”家・株・いづみの会社”。
いづみは会社の社長だが、子供に継がせたくないと思っていて、次の社長を決めていない。
1957年 百人一首
端島では映画「続・燃ゆる孤島」のオーディションが開催されることになった。
賢将にオーディションは受けないと言う百合子。
百合子と賢将の会話を見ていた鉄平に、百合子は賢将と別れたことを告げる。
賢将には他に好きな人がいることが理由で、百合子が振ったのだった。
“メガネ(海岸のゴミ置き場)”には、リナと進平がいた。
進平は百人一首が書かれれている紙を見ていた。
百人一首が書かれていた紙を見たリナは、その中の一つを気に入る。
“もろともに あわれと思へ山桜 花よりほかに知る人もなし”
1957年 オーディション
映画のオーディションを受けると言い出した朝子。
布団の中でセリフを読んでいると、幼いころを思い出す。
《朝子の回想》
百合子は朝子にキラキラに輝くネックレスを見せる。
ネックレスを触ろうとする朝子だったが、百合子は触らせない。
ひとり”メガネ”で海を眺めていた朝子は、ごみの中にキラキラと光るガラス瓶を見つける。
ガラス瓶を取ろうとした朝子は、誤って海に落ちてしまい赤痢にかかってしまう。
体育館に隔離された朝子は、眠れずに泣いていた。
そしてオーディションが開催された。
オーディションには朝子と、結局百合子も参加していた。
百合子の演技をクサいと言う夏八木は、朝子の演技を絶賛する。
「初恋の人は?」と聞く夏八木に、朝子は”鞍馬天狗”と答える。
拍手喝采を受けた朝子が笑顔を見せると、再び幼いころの思い出が浮かぶ。
《朝子の回想》
体育館で、眠れずに泣いていた朝子の元に、顔に布を巻いた男の子がやってくる。
その男の子は朝子に言う。
「拙者の名は鞍馬天狗」
そしてガラス瓶を朝子のそばに置き、朝子を励まして立ち去った。
朝子はガラス瓶を灯りに照らし、キラキラした様子に微笑む。
2018年 分かんねえ・・・
玲央がホスト仲間・ライトと話していると、ホストと雨宿りしている千景を見かける。
千景が家族には黙っていて欲しいと玲央に金を渡して懇願するが、玲央は家族に話してしまう。
鹿乃子は千景にはホストクラブに行っていること、千景には売り掛けがあり、その金額が400万円にもなっていることを知っていた。
売り掛けの400万円はどうするのかを聞く玲央に、鹿乃子は自分が払うと言う。
それを聞いた玲央は、”親がポンと400万円出す”ことが理解できず、「分かんねえ・・・」を繰り返すのだった。
1957年 端島に泥棒!?
竹男に金を盗んだ疑いがかけられ、男たちに詰め寄られていた。
男らは、テレビを見るために無断で家に入った竹男が、お金を盗んだと言う。
疑いを掛けた男たちと銀座食堂で話しをしているところに、警官がやってくる。
他にも盗難被害があったというのだ。
被害にあった女性から、社宅の中で変な3人組を見たということを聞いた鉄平は、島内放送で”端島に不審者がいる”ことを伝える。
泥棒3人組は、島内放送の甲斐もあって、あっけなく捕まった。
竹男は金を盗んでいなかった。
疑いを掛けた男らに対し、武男に謝るよう促す朝子だったが、男らは、武男は勝手に家に入ってテレビを見た”テレビ泥棒だ”と、謝らなかった。
それを見た竹男の父・昭吉は、無言で店を出て、どこかに行ってしまう。
同じころ、組合事務所の金庫から金が無くなっていた。
借金を抱えていた夏八木が、金庫から金を盗んだのだった。
夏八木と3人組の泥棒はグルだった。
夏八木が派手に動いている間に、3人組が裏で物色していた。
3人組は捕まったが、夏八木だけは窃盗が発覚する前に島で出ていた。
孤島の桜
昭吉がテレビを買って銀座食堂に帰ってきた。
返してこいと激怒する武男の母・梅子と「ごめんなさい」を繰り返す竹男、夏八木が窃盗だったことを知らない朝子は「私が映画に出れば、すぐに払える」とその場を取り繕うとする。
その様子を店の外で聞いていた鉄平は、目を閉じ頭を落とす。
“メガネ”で話しをする鉄平と朝子。
「映画スターになりたいんだったら・・・」と言う朝子の気持ちに気付いていない鉄平に、朝子は「ちっとも分かっとらん」と怒り出す。
そんな朝子に鉄平は恐る恐る「お花見がしたいって、あれほんと?」と聞き、朝子を誘って二人で中ノ島に向かう。
中ノ島には1本の桜の木があった。
本土の桜を中ノ島に移植したのだった。
桜を見上げる二人、花見をしたいという朝子の夢が叶った瞬間だった。
落ちていた桜の小枝を朝子に渡す鉄平、朝子は小枝を見つめ、「映画スターになりたかったんじゃなかとよ。ちょっとだけ、食堂の朝子じゃない人になりたかったと」と言って、鉄平に笑顔を見せる。
中ノ島からの帰り、二人に視線にはキラキラと輝く端島の夜景が写っていた。
2018年
いづみと玲央は桜の木が植えられている屋上庭園にいた。
桜の木に向かいながら、いづみは百人一首の一句をつぶやく
“もろともに あわれと思へ山桜 花よりほかに知る人もなし”
結婚する気も財産を譲る気もないことに気付いていた玲央。
玲央は、いづみは家族もいて会社の社長でもあるの独りだと感じ、「俺に何かしてほしいことある?」と聞く。
ホストクラブもいづみの家族もドブだと言い放つ玲央、「どっちもドブなら、見たことないドブのほうが楽しそうじゃん」と言うのだった。
1957年 鞍馬天狗の正体
銀座食堂にやってきた鉄平に、朝子は「テレビのことありがとう」と感謝する。
昭吉が買ったテレビは、荒木家で買い取っていた。
店に置いてあるガラス瓶には桜の小枝が挿されていた。
花瓶買ったら?と言う百合子に、ガラス瓶は”鞍馬天狗”から貰ったのだからこれでいいいと返す朝子。
その会話を聞いていた鉄平は、ガラス瓶を見て子供の頃のことを思い出す。
《鉄平の回想》
鉄平は”メガネ”でガラス瓶を拾い上げる。
夜の体育館。
顔に布を巻いた鉄平は、赤痢で横になっている朝子の元に来る。
鉄平は言う。
「拙者の名は鞍馬天狗」
そして拾い上げたガラス瓶を朝子のそばに置いていった。
銀座食堂のガラス瓶は、子供のころに鉄平が朝子にあげたものだった。
自分が”鞍馬天狗”だったことを思い出した鉄平。
朝子の“初恋の人”が自分であることに気づいた鉄平は、口元を抑え恥ずかしそうに朝子と目を合わせるのだった。
2018年 会社を潰す!?
いづみは鉄平を自分の会社に連れてきた。
いづみは会社の建物を見上げ、鉄平に言う
“さあ 一緒に この会社を潰そうじゃないか”
ー第3話ここまでー
次回(第4話)予告 11月17日(日)
朝子の初恋相手を知った鉄平 独自の恋愛相関図
第3話では、鉄平が”朝子の初恋の相手が自分だった”ことを知りました。
そして、百合子と賢将は別れていました。
別れた理由の「賢将には他に好きな人がいる」というのは、朝子のことなんでしょうね。
今後は、朝子と鉄平が接近するのか?それとも賢将が割って入ってくるのか?見物です。
朝子の母・梅子が、しきりに朝子に賢将と結婚しろと言っていたところも気になります。
そして、第3話では描かれなかった、”鉄平のリナへの思い”、”百合子の鉄平への思い”も第4話以降に描かれるのではないでしょうか。
まだまだ、何角関係かわからない恋愛模様は続く予感です。
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いづみは誰か?予想と第3話で気になった点
第3話時点の、”いづみ”は誰か予想
◎本命:リナ
“メガネ”で進平から見せてもらった百人一首。
リナが素敵といった句を。いづみが玲央の前でつぶやいていました。
「人生変えたくないか」は朝子も百合子も聞いていましたが、百人一首は二人とも聞いていなかったので、リナがいづみである可能性は増々高くなったと思います。
第3話では、”いづみと玲央が屋上庭園の桜の木を見る場面”と”鉄平と朝子が中ノ島の桜の木を見る場面”が重なりあうシーンがあり、いづみ=朝子?も考えられます。
ですが、第2話ではいづみと百合子が水を飲む場面が重なりあうシーンもあったことから、朝子と百合子のいづみ説は第3話時点では同列だと思います。
第3話で気になった点と展開考察
・賢将が言った“高島にやくざ者がうろついている”こと
・リナが助産師をしていること
やくざ者はリナを探していて、リナはやくざ者から逃げるために端島に来たのではないでしょうか。
また、リナは助産師をしていることから、鉄平と朝子もしくは百合子の子供を取り上げたことが考えられます。
《ミミドリさんの展開考察》
リナを追って端島までやってくるやくざ者。
鉄平はリナを守るため、命の危険にさらされながらもリナを端島から逃がそうとする。
そしてリナは、鉄平の子供の命を守るために赤ん坊を連れて端島を脱出した。
まとめ
第3話では、朝子が鉄平に恋心をいだくことになったエピソードが描かれました。
朝子の初恋の相手が自分だとようやく気付いた鉄平、朝子と鉄平が目が合ったときの2人の照れた様子が初々しくて良かったですね。
現代パートでは、いづみが自分の会社を潰すと物騒な言動がありました。
いづみと鹿乃子・和馬とは何があったのでしょうか?
こちらも今後の展開が気になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。