こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』の第4話が放送されました。第4話の内容、演奏されたクラシック曲をお伝えします。
・第4話の内容
・相関図
・第4話で流れたクラシック曲
※本記事はネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください。
第4話の内容
響が晴見フィルとの共演拒否
響がバイオリンを演奏しているところを目撃した、大輝、蓮、天音。
大輝と天音は、響のバイオリンに感動し、響に晴見フィルとの共演を提案するが、響は「さっきのは気の迷いなので、どうか脳内から記憶を抹消してください」と断ります。
続けて「あの人には、絶対に!絶対に!絶対に言わないで!」と言う響に、天音は「絶対に言いません。その代わり。。。」と、天音のバイオリンのコーチになるという条件を出します。
古谷の志帆への一目惚れ
1年前、志帆のいるお絵描き教室でモデルとして楽器を持って登場した古谷。
古谷は、音を聞いてみたいという子供たちのお願いで、ファゴットを吹きます。
古谷にお礼する志帆の笑顔を見て、古谷は「ロッシーニのジャジャーン♪が頭の中で鳴った」と、志帆に一目惚れしてしまいます。
志帆のことを大輝に話す古谷、大輝の「たしかバツイチで独身、今行かないでいつ行くんですか!?」にほだされて、古谷は志帆に「結婚を前提にお付き合いしてもらえませんか」と告白します。
志帆の返事は、「私結婚してるの」だったのでした(バツイチは大輝の勘違い)。
俊平と志帆との再会
第3話での道の駅での演奏会で、志帆らしき人を見かけた俊平は、志帆に「もしかして、日本にいます?」とメッセージを送ります。
すると、俊平の前に志帆が現れ「日本にいますけど、何か?」と、俊平と志帆が再会します。
家に帰ってくればいいと言う俊平に、志帆は俊平がいる間は帰らないと、俊平の提案を拒否します。
響は、俊平と志帆の会話を見てしまいます。
古谷の実家の理髪店に行った俊平は、二郎から、志帆に戻ってきて欲しいなら目を見て話すようにとアドバイスされ、志帆と向き合うことを決意します。
そしてファミレスで、俊平と志帆が話し合いを行います。
その場には、響と海(+天音)も居て、隠れて二人の会話を聞いていました。
もう一度家族をやり直したい俊平に、志帆は、俊平と結婚してからの不平不満を吐き出し、「あなたが指揮棒を振ってる間に、私は人生を棒に振ってたんだから」と、3月に晴見フィルの区切りがついたら離婚しましょうと、応じません。
帰ろうとする志帆を引き留める俊平に、「プロポーズされたの」と言って立ち去りました。
志帆から、プロポーズされたことを俊平に言ってしまったことを聞いた古谷。
俊平と離婚するのかを聞いた古谷に、いろいろかたがついたらと答える志帆、古谷は「僕じゃだめですかね」と言って帰っていきます。
一方俊平は、志帆から言われた「離婚しましょう」、「プロポーズされたの」に衝撃を受け、お腹をいたくし、あおぞらホール近くの歩道でうずくまってしまい、それを見つけた瑠季に介抱されます。
夏目に好意を抱く瑠璃は「夏目さんと深い話しがしたいです」と誘いますが、深い話しを勘違いした俊平は「それでは、うたカフェにご一緒に」と返事してしまい、瑠季に「鈍いです?」と言われてしまいます。
謎の男が登場~うたカフェ二郎での間男探し
大輝が「蔵のレストラン・Revoir」に出張演奏会の依頼に行くと、客席から謎の男が大輝の前に俊平のことを聞きたいと現れます。
その夜、俊平が「うたカフェ二郎」に行きます。そこには古谷も居てお酒を飲んでいました。
俊平は二郎に、志帆は誰かにプロポーズされていることを言います。
それを聞いた古谷は、大輝に「僕なんだよ、プロポーズしたのは」と伝え、これ以上話しをややこしくしないでとお願いするのですが、二郎はプロポーズしたのは晴見フィルの誰かだと取り合いません。
そして二郎は、「音に乱れが出てたら、そいつがカミさんの間男(不倫する男の事)だよ!」と言い放ちます。
いろんな思惑が飛び交うレストランでの演奏会
蔵レストラン・Revoirでの演奏会。
レストランには、謎の男、二郎からの電話で呼ばれた志帆、そしてお客様を連れて食事に来た晴見市長が居ました。
謎の男・鏑木は俊平との写真を持っていて、その写真には「親愛なるマネージャー 鏑木君」と書かれていました。
鏑木はウィーンでの指揮者時代のマネージャーで、俊平が指揮を再開したことを知って帰国したのでした。
志帆にプロポーズした人が誰かを気にしながら指揮をする俊平、志帆にプロポーズしたことを俊平に知られないため、絶対に間違えないと必死に演奏する古谷、志帆にライバル心を見せる瑠季、様々な思惑が交錯しながら演奏は進みます。
が、もう少しで曲が終わるというクライマックス、ファゴットの見せ場で、古谷がついにミスってしまいます。
俊平は、「恋人は古谷君?」と驚くのでした。
第5話以降への伏線
●古谷の演奏ミスによって志帆にプロポーズしたのが古谷だと感づいた俊平。
ドロドロの四角関係はどのように進んでいくのでしょうか?
●レストランで俊平と志帆の会話を聞いていた響。海に離婚することを良かったと言いますが、「マジで本当に思春期だよね」と返され、これまで開封していなかった俊平からの手紙を見つめます。
響の心境が変わるきっかけなのでしょうか?
●レストランでの演奏会にいた晴見市長。
苦々しい表情をしていた市長は、晴見フィルに更なる嫌がらせをしそうな感じです。
●天音と海の会話で、海が「そっちは?」と天音の家族のこと聞いたとき、「うちは~~別に、普通」と困ったような表情で答えていました。
天音は秘密を抱えている設定なのですが、この秘密が家族に関することではないかと感じました。
SNS上では、「天音は晴見市長の娘なのでは?」という考察も上がっています。
相関図
これまで「謎の男」となっていた、満島真之介さん演じる「鏑木晃一」が、俊平の元マネージャーだったことがわかりました。
第4話で流れたクラシック曲
歌劇「セビリアの理髪師」序曲
第4話のテーマとなった曲です。
「セビリアの理髪師」は、ロジーナという女性に恋をした伯爵が、遺産てでロジーナと結婚したがっているバルトロの妨害を、理髪師・フィガロの助けを借りて乗り越え、ロジーナに思いを伝え恋を成就するラブストーリーです。
《響のナレーション》
恋する伯爵は、思いを寄せる女性の心を手に入れるために、街の何でも屋、理髪師のフィガロにアドバイスを求める。
飛び交う恋の視線、勘違いと計算、純粋さとしたたかさ、それは大人たちが織り成す恋の喜劇だ。
第4話は、俊平・志帆・古谷・瑠季の大人の四角関係を描いた内容で、「セビリアの理髪師」の内容とリンクしていました。
勘違い :古谷
計算 :志帆
純粋さ :俊平
したたかさ:瑠季
に当てはまるんじゃないでしょうか。
で、フィガロは二郎だと読んでいます。
俊平には「とっとと見つけてつまみ出してやれと」と言い、レストランの演奏会に志帆を呼び、演奏会の影で「悟史(古谷のこと)、ボッカ・ルーポ」と、二郎の策士振りがさく裂しました。
二郎が俊平、古谷、どちらのフィガロなのか、今後が見ものです。
古谷の実家がヘアーサロン・フィガロなのも、この曲に掛けてますよね。
「セビリアの理髪師」序曲が流れたのは、次のシーンです。
①古谷の1年前の回想シーン、古谷が志帆に一目惚れするところ曲が始まりました。
回想シーンから現代シーンに戻り、俊平がフランスにいるはずの志帆と出会うところまで流れました。
回想シーンで、古谷が一目惚れする前に、子供たちからファゴットの音を聞きたいと言われた古谷が最初に吹いたのは、曲の最終部分のファゴットのメロディーです。
②古谷の実家のカットサロン・フィガロで、店内でレコードを流していました。
ここで流れていたのは、序曲ではなく、歌劇の中の曲です。
③フレンチレストラン「蔵レストラン・Revoir」でのディナータイムの出張演奏会で、晴見フィルが演奏しました。
演奏会での、俊平たちの心の声と、何とか堪えてきた古谷が最後の最後にミスったのには笑えました。
バイオリン協奏曲 第1楽章(メンデルスゾーン)
ドラマの冒頭で、響が練習場でバイオリンを弾いていた曲です。
第3話の最後に、響が練習場に置いてあったバイオリンで思わず弾いてしまいましたが、その続きで第3話と同じ第1楽章・アレグロ・モルト・アパッシオナート(非常に早く、情熱的に)中盤のバイオリンソロの部分を弾いてしました。
第4話は大人の恋愛ドロドロ模様が展開されたので、響のアパッシオナートな一面は見られませんでしたね。
5話以降に期待です。
交響曲第6番『田園』 第1楽章(ベートーヴェン)
コンサートマスターの近藤が、第3話での道の駅・はるみでの即興演奏会の演奏がSNSにアップされた動画を、団員に見せた場面で、動画内で演奏していた曲です。
近藤がエゴサしていたことに、メンバーからツッコミが入っていましたね。
第5話 予告動画
響は俊平と瑠季が二人で会っていることを目撃し、二人の関係を勘違いして家でしてしまいます。
動揺した俊平は、志帆の元を訪れ、二人は響の為に協力しあうことになります。
そんな中、海にもハプニングが起きて家出することに!?
夏目家がバラバラになっていく中で、5年前に起きたある出来事の真実が明らかになっていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。