こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。ビールが入っていないジョッキで乾杯する「クラフト 魚Chee(ウオチー)」の斬新なCM。このCM、途中からドヴォルザークの『新世界より』が流れています。
『新世界より』が流れる、魚Chee(ウオチー)のCM『パーティー編』
軽快な曲をバックに、青空の下で数人のグループが、ビールをジョッキに注ぎ乾杯します。
が、ジョッキにはビールが入っていません!
すると、「このCMにはビールがはいっていません」とのナレーションが入り、曲が止まります。
一瞬の静寂の後、「こっちを伝えたいから」というナレーションと、ウオチーに矢印を向けたテロップが流れた直後、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の第4楽章が流れます。
クラフト 魚Chee(ウオチー)って?
「クラフト 魚Chee(ウオチー)」は森永乳業のひとくちサイズの切れてるチーズです。
”魚介とチーズのダブルの旨み”と”食感のある魚介珍味の具入り”で、ビールに合う新定番おつまみとして発売されたもので、「燻製カツオ」と「ピリ辛マグロ」の2種類あります。
CMでも言っている「ビールとの相性96点」は、AI搭載の味覚センサーでの味覚分析と相性分析の結果で、95点以上が「相性が非常によく、とてもおいしく感じる」値だそうです。
ちなみに、定番とも言える「カレーと福神漬け」の相性は94点だったそうです。
ビールのお供に、「クラフト 魚Chee(ウオチー)」を試してみてはいかがでしょうか。
『ロキソニンS温感テープ』にも『新世界より』
以前、阿部寛さんが出演されている「ロキソニンS温感テープ」のCMに、『新世界より』の第4楽章が使われていることをお伝えしました。
「ロキソニンS温感テープ」のCMは下の画像をクリックしてください。
この2つのCM、どちらも『新世界より』の第4楽章が使われているのですが、少し雰囲気が違います。
「ロキソニンS温感テープ」は、金管楽器の重厚な旋律に対し、「ウオチー」では、バイオリンの高音の旋律です。
これは、「ロキソニンS温感テープ」が第4楽章の冒頭部、「ウオチー」がもう少し進んだ部分が使われているからなんです。
世界的な名指揮者・小澤征爾さんによる演奏で聞き比べてみてください。
『ロキソニンS温感テープ』で使われた箇所は0:17、『ウオチー』で使われた箇所は1:00のところになります。
同じ旋律なのに、演奏する楽器によって雰囲気がガラッと変わります。
『新世界より』は第1楽章~第3楽章も良い曲なので、是非全曲聞いてみてください。
さいごに
今回は、『クラフト 魚Chee(ウオチー)』のCMで流れているクラシックについてお伝えしました。以前お伝えした『ワンピース(ONE PIECE)』で流れたのも『新世界より』でした。実は筆者が初めて買ったクラシックのCDが『新世界より』だったので、この曲に結構思い入れがあったりしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。