こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。
3月17日で、日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』がついに最終回を迎えました。
最終回(第10話)の内容、演奏されたクラシック曲をお伝えします。
・最終回(第10話)の内容
・相関図
・最終回(第10話)で流れたクラシック曲
※本記事はネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください。
第10話の内容
晴見フィルの存続に奮闘
蓮は晴見フィルの存続を目指し、「エフエムするが」を訪れ、スポンサーになってくれることをお願いするのですが断られてしまいます。
仙台オケフェスに出演するための旅費もない晴見フィルでしたが、、二郎が楽器を売って得られたお金で支援し、オケフェスに出られることになります。
俊平と志帆の離婚が決定
俊平が志帆の元を訪れます。
俊平は志帆との出会いを話した後、署名した離婚届を志帆に渡し、感謝の言葉を伝えます。
そして、響がバイオリンを弾いてくれたことを俊平は涙ながらに話し、志帆も喜びます。
シュナイダー先生が倒れる
俊平と志帆が離婚することを響と海に伝えたところに、鏑木が現れ、俊平にシュナイダー先生が倒れたことを伝えます。
ドイツに行くならチケットを用意すると言う鏑木に、(オケフェスがあるため)今はいけないと俊平は言います。
俊平の言葉と反対に、響はドイツに行って欲しいと思います。
響と大輝の意見が対立
シュナイダー先生のことが気になり、指揮に集中できない俊平。
練習の後、響は大輝にシュナイダー先生が倒れたことを話します。
ドイツに行ってノイエシュタット交響楽団の常任指揮者になって欲しい思っていると考えている響に、大輝は「結局響さんは思ってんじゃない、マエストロ(俊平)に俺たちのオケはふさわしくない」と言ってしまいます。
晴見フィルが下した決断
仙台についた晴見フィル、俊平のいない中、夕食会が開かれます。
そこで俊平の話題になり、「俊平に晴見フィルに残って欲しい」、「俊平にドイツに行って欲しい」、「どうしたらいいかわからない」と意見が分かれます。
そこに響が現れ、大輝にきちんと説明しなかったことを詫び、
「きっと狼の口に飛び込むような挑戦になると思うんです。思いっきり飛び込んで欲しい。だって、指揮者はパパの人生そのものだから」
と、晴見フィルのメンバーに自分の思いを伝えます。
次の日、朝までお酒を飲んで遅刻してリハーサルに来た俊平、そこには誰もいません。
海に連れられて空港に来ると、皇帝円舞曲(エンペラーワルツ)が聴こえてきます。
曲の流れる場所に俊平が着くと、そこには天音が指揮をする晴見フィルの姿が。
古谷が俊平の前に現れ、「マエストロ、あなたをクビにします。」と涙ながらに伝えます。
晴見フィルの総意は、俊平をドイツに行かせることでした。
俊平と晴見フィルの最後の競演
晴見フィルに、響という最強のコンサートマスターが入ります。
永遠の別れじゃなく、それぞれパワーアップして、また再会するまでの前向きのさよなら、晴見フィルが俊平に言いたいことは「ボッカルーポ!!」。
「飛び込んでくるよ、狼の口に」と決意を口にする俊平、響の「マエストロ、最後に振っていただけますか」の依頼に、俊平と晴見フィルの最後の競演が始まります。
演奏するのは、希望の曲・シューマンの「ライン」。
内村、蓮、瑠季、近藤、大輝、古谷と順番に演奏する姿と思い出が映し出され、続いて天音、海、志帆、鏑木、二郎との思い出が、そして響の演奏する姿とこれまでの思い出が「ライン」に乗って映し出されます。
俊平も晴見フィルのメンバーも皆笑顔で、気持ちのこもった演奏です。
さよならマエストロ!
演奏が終わって「さよなら」と言って飛行機に向かう俊平。
響が笑顔で俊平に言った言葉は、『さよなら、マエストロ!』。
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相関図
第10話で流れたクラシック曲(テーマ曲:『ライン』)
交響曲第3番「ライン」 第1楽章(シューマン)
最終回のテーマ曲となったのが、シューマンの交響曲第3番「ライン」です。
この曲は、第1話の冒頭で5年前の俊平が指揮していた曲であり、俊平が音楽活動を辞める前の最後に指揮をした曲でもあります。
《響のナレーション》
ロベルト・シューマンは情熱と苦悩の人生を送った。
10代で姉と父を、20代で兄と母を亡くした。
愛する人との別れが、いつも隣にあった。
ピアニストになる夢が指の麻痺で絶たれても、音楽への情熱は失わず、美しい曲を作り続けた。
不安は常に心を襲った。
それでも、揺れる気持ちも、愛する人への思いも、詩を綴るように音楽にした。
それは、子供の心を失わなかった音楽家の、澄み切った情熱のシンフォニー。
悩める私たちに降り注ぐ確かな希望。
俊平は晴見フィルのメンバーに「ライン」のイメージを「悲しみや不安に押しつぶされそうになるときもあるけれど、そんな僕らに降り注ぐ暖かい光」と言った言葉が、シューマンの環境と重なります。
俊平は希望の「ライン」で、再び音楽の世界に進んでいきました。
最終回にピッタリのテーマ曲だと思います。
①ドラマ冒頭
響が夕飯の支度をしている姿を背景に、響のバイオリンと「ライン」の楽譜が映し出されると、響のナレーションと共に第1楽章の冒頭が流れました。
その後、俊平と志帆の会話の後、再び響のナレーションが始まり、曲が流れました。
②練習風景
大輝、内村、弦楽器、管楽器と各自で、この曲を練習していました。
その後、俊平の指揮での全体練習で演奏しましたが、この時史俊平はシュナイダー先生のことを考えて、集中できずに指揮をしていました。
③俊平と晴見フィルの最後の競演
俊平が連れてこられた空港で、響が新たにコンサートマスターになった新生晴見フィルの元、俊平と晴見フィルとの最後の競演で演奏されました。
最後の演奏は、これまでにない長尺の演奏シーンで、第1楽章全て流れました。
その間に映し出された、響や海ら家族、大輝や蓮ら晴見フィルメンバーとの思い出のシーンに感動しました。
エンペラーワルツ(ヨハン・シュトラウス二世)
天音が第2話で晴見フィルに指揮者になりたいと来た時に、お気に入りと言った曲が最終回で流れました。
最後にきて、天音の指揮によるエンペラーワルツを聞くことができましたね。
①学校での練習風景
海のピアノで天音が指揮の練習をしているシーンで、練習している曲がこの曲でした。
②天音の指揮による演奏
俊平が空港に連れこられたとき、天音の指揮で晴見フィルが演奏していました。
天音の指揮者姿、意外といっては失礼ですが、様になってました。
交響曲第9番 第4楽章(ベートーヴェン)
いわゆるベートーヴェンの「第九」です。
晴見フィルのメンバーが仙台に移動している時、バスの中でメンバーが歌っていました。
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