こんにちは、こみみに編集部のマーロウです。数年前からETC利用照会サービス事務局を騙るフィッシング詐欺メールがきてます。詐欺メールを見抜くコツを織り交ぜながら解説します。
詐欺メール：ETC利用明細サービスのアカウント更新のお願い
ある日、こんなメールが来ました。
（画像中の個人情報は黒塗りにさせてもらってます）
ETCマイレージには以前登録したことがあったので、「何のお知らせ？」と目に止まりました。
普段は、Gmailは自動で迷惑メールフォルダに振り分けてくれますが、迷惑メールフォルダを見直ししてたら発見しました。
直感的に怪しいので、よくよく調べて詐欺メールであることが判りました。
詐欺メールを見抜くポイントは？
以下、怪しいポイント、見抜くポイントをピックアップしていきます。
名称が統一されていない
冒頭の発信者名「ETCマイレージサービス事務局」とメールフッターの「ETC利用照会サービス事務局」で名称が違いますね。怪しいポイントです。
メールアドレスのドメイン名に違和感がある
発信者メールアドレスがそれっぽいです。
「admin@ml.etc-eisai.jp」→「eisai（えいさい）」
しかし実際のETC利用照会サービスのドメインを調べると、
「etc-meisai.jp」→「meisai（めいさい）」
巧妙ですね。騙す気満々ですねぇ。
運営会社が実在していない
メール文中に出てくる「日本高速道路株式会社」は、筆者が調べた限り実在していないようです。更に言うとETC利用照会サービスのホームページにはこう書かれています。
このETC利用照会サービスウェブサイト（以下「当サイト」といいます）は、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社（以下「六会社」といいます）が運営しております。
引用元：ETC利用照会サービスウェブサイト
そしてこの六会社は独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構と協定を結んで国土交通省の認可の元、業務にあたっています。
そうです！「日本高速道路株式会社」という会社は日本の高速道路事業に関して存在してないんですねぇ。
こちらも巧妙です。悪意すら感じますね。
本家 ETCマイレージサービスでも注意喚起しています
本物のETCマイレージサービスからくるメールアドレスはコレです↓
admin@ml.smile-etc.jp （※ドメインを確認しましょう）
まとめ
一般的に迷惑メールは「変な日本語の文」、「明らかに長い記号の並びのメールアドレス」だったりしますので、仕分けも比較的簡単です。
一方、今回の様な詐欺メールは一見して見逃しそうなポイントがあり、気を抜くと信じてしまいそうです。
企業のロゴマークなどあると、なおさら信じてしまいそうです。
そんなときも今回のポイントの様な違和感を感じたら詐欺メールと判断しておくことをおすすめします。
・名称が統一されていない 聞いたことない
・メールアドレスの違和感 ドメインが怪しい，やたらに長いアドレス
・運営会社名でググる 実在しているか
最後まで読んでいただきありがとうございました。
