こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。
11月17日(日)に日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の第4話が放送されました。
第3話(1957年になった端島)では朝子(杉咲花さん)の初恋エピソードが描かれ、鉄平(神木隆之介さん)が朝子の初恋相手が自分だとようやく気づきました。
そして現代では、いづみが”自分の会社を潰そう”と意味深なことを玲央(神木隆之介さん・二役)に言い放ちました。
第4話では、百合子が朝子に意地悪をしてしまう理由が判明します。
そこには、百合子の家族を悲惨な目に合せた”長崎原爆投下”が関係していたのです。
朝子の小さないたずらがなければ、家族はどうなっていたのだろう・・・
それでは、百合子の悲しい過去と心の葛藤が描かれた第4話を振り返ってみましょう。
※この記事にはネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください。
「海に眠るダイヤモンド」第4話 見逃しあらすじ(ネタバレ注意)
1958年 札束と拳銃
泥棒騒動から1年が過ぎ、端島は1958年になった。
朝子の初恋の人が自分だと知って以来、鉄平は朝子のことが気になり浮き足立っていた。
そんな中、進平がリナの部屋に行くと、そこで札束・乾いた血で染まったスカーフそして拳銃を見てしまう。
お金は歌で稼いだお金、拳銃は護身用と言うリナだったが・・・
2018年 玲央はいづみの孫?
玲央はいづみの第ニ秘書として雇われることになった。
いづみは鹿乃子や和馬らに”玲央は次期社長候補”と宣言する。
いづみの夫は20年以上前に亡くなっている。
夫と結婚する前に付き合っている男性がいて、その男性との間に出来た子供の子供(いづみの孫)が玲央ではないかと考えた鹿乃子らは、玲央のDNA鑑定をしようとする。
玲央は父親とは会ったこともなく、顔も名前も知らない。
“日下”という苗字は、母方の性だった。
“自分の父親は荒木鉄平?”と頭をよぎった鉄平は、いづみの部屋で”No.3 TEPPEI ARAKI”と書かれた鉄平の日記を見つけ、それに目を通す。
鉄平の日記には、”端島の精霊流し”が書かれていた。
1958年 寿美子の死
百合子はいつものように朝子に井地悪をしていた。
それを不憫に思ったリナは、鉄平に2人の間に何があったか聞くが、言葉を濁す。
鉄平、賢将は理由を知っていた。
百合子もどうしようもないことはわかっている。
百合子が家に帰ると母・寿美子が危篤状態になっていた。
駆け寄る百合子に、寿美子は百合子の手をに掴む。
寿美子は白血病で息を引き取った。
朝子は中ノ島の火葬場から煙があがっているのを見て、鉄平に誰か亡くなったのかと聞くが、鉄平は寿美子だとは言わなかった。
朝子は知らない、気づいていない。
朝子の”なんてことない 小さないたずら“を。
1945年 長崎原爆
《鉄平の回想》
幼い朝子は、百合子たちと遊んでいた。
長崎の教会に行くため、百合子を探す寿美子だったが、協会に行きたくなかった百合子は建物の陰に隠れていた。
しかし一緒に隠れていた朝子が「はーい!」と建物の陰から飛び出し、寿美子に居場所を教えてしまう。
百合子は、寿美子と姉・千鶴と共に長崎に行くことになった。
そして8月9日11時2分、百合子たちがいた長崎に原子爆弾が投下された。
教会のあった浦上地区は壊滅、キリスト教徒8500人が死亡し、千鶴もその一人だった。
百合子と寿美子は一命を取り留めたものの被爆してしまった。
朝子がいなければ、違う未来はあったろうか・・・
1958年 精霊流し
百合子は説教和尚に、神へ悪口そして理不尽にも被爆してしまった自分の苦しみを吐き出していた。
寺からの帰り、百合子を待っていた賢将を見つける。
賢将は何もない胸元を触る百合子を見て、ポケットに入れてあったあるものを百合子に渡す。
それは、台風の時に百合子が投げ捨てた”メダイのネックレス“だった。
百合子はネックレスを頬に当てると、母を思い出し涙を流した。
精霊流しが始まる。
故人の遺影、お供えを乗せた精霊船が、担ぎ手によって海に運ばれていった。
精霊船には寿美子の遺影もあった。
精霊船を見ていた進平とリナ。
進平が部屋で見たことを黙っていたことに礼を言うリナ。
リナは”草笛リナは偽名“であることを告げ、「さよなら」と言って去って行った。
1958年 百合子の思い
百合子から盆踊りに誘われた朝子は、百合子の家に来ていた。
朝子の着付けをしながら、百合子は朝子に語り始める。
たくさんの意地悪を言ったわ これまで ごめんなさい
気味が悪いでしょうけど 心から謝りたいの
あなたに許されたい
あなたに許されなくても
わたしは 許すわ
人だかりの中で、鉄平と賢将は浴衣を着た朝子と百合子を見つける。
百合子は賢将を真っ直ぐ見つめ、朝子は百合子の横顔を見つめる。
1958年 端島の掟?
盆踊りが終わった深夜、進平がリナを”メガネ”に誘う。
“メガネ”には、鉄平・賢将・朝子・百合子もいた。
ジャンケンに負けた進平が突然海に飛び込む。
進平は精霊船からお供え物の”ウリ”を持って戻ってきた。
その様子を寄り添いながら見ていたリナ・朝子・百合子。
進平は”ウリ”をリナに渡す。
“ウリ”を口にしたリナに、進平は言う。
端島の掟 お供え食べたら 来年 返さないけん
「そんな掟あったっけ?」「知らない」という鉄平と賢将の会話を聞き、リナは微笑む。
リナが微笑む様子を見て、朝子と百合子も微笑むのだった。
1958年 映像に映ったリナ
薄暗い部屋で、夏八木が撮った端島の映像が流れていた。
映像に写っていたリナを見て、ヤクザ風の男は「やっと見つけたばい」と言う。
「どこやここ?」と聞くヤクザ風の男に、映像を見せた男は答える
端島、端島たい!
ー第4話ここまでー
次回(第5話)予告 11月24日(日)
リナと進平が急接近 独自の恋愛相関図
第4話では、朝子の初恋相手が自分だと知った鉄平が朝子を気になり始めました。
また、百合子が恋愛しない理由が判明、そしてリナと進平が急接近しました。
そして現代では、玲央はいづみの孫ではないか?という疑惑が浮上します。
玲央は本当にこの6人の間の誰かの間に産まれた子供の子供なのでしょうか?
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いづみは誰か?予想
本命:リナ
第4話で、百合子が被爆したこと、百合子の母親が被爆により白血病になったことが明らかになりました。
悲しい結末ですが、百合子は母と同じ様に白血病になり、2018年には命を落としていることが考えられます。
そしてリナは、偽名であること、大金とピストルを持っていることが明らかになり、ヤクザがリナを探していることが判明しました。
今後、リナを追って端島にきたヤクザとトラブルが発生し、リナが端島に居られなくなってしまうことが想定されます。
・「女社長になろうかな」と言った百合子の意思
・百合子のメダイのネックレス
・鉄平と朝子との間にできた子供
これらを託されたリナが、ヤクザから逃げるために端島を脱出したのではないでしょうか?
第5話の予告のテロップに”ついに婦人の正体が明らかに”と流れていたので、次回”いづみ”の正体が判るかもしれません。
まとめ
第4話では、百合子が長崎原爆によって姉が亡くなり、母そして百合子自身も被爆してしまうという、悲しい過去が明らかになりました。
関係ないとわかっていながら、行き場のない悲しみと怒りを朝子にぶつけてしまう百合子の心の葛藤が切なかったですね。
第5話では”いづみ”の正体が判明するかもしれません。
“いづみ”は誰なのか?そして玲央は誰と誰の間の孫なのか?
第5話以降は現代パートにも注目です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。