こんにちは、こみみに編集部のマーロウです。
前回第8話では、清家一郎と母 浩子のルーツが明らかになり、浩子が清家を使って何をしようとしているのかぼんやりと見え始めた…という展開でした。
第9話では、鈴木が手繰り寄せた諸橋大臣の元秘書 富樫の線も消え、万事休すと思われていた中、香苗は単身浩子へ突撃します。そして浩子の口から衝撃の事実を知ることになるのですが、その先にははまだ謎が…。
※ネタバレ含みますので、ご注意ください。
笑うマトリョーシカ 第9話 まるで観た気になる [見逃しあらすじ]
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・笑うマトリョーシカ 第10話
・笑うマトリョーシカ 最終回(第11話)
復讐(フーチョウ)が意味するものは?
香苗(水川あさみ)たちが浩子(高岡早紀)の母 劉 英華の口癖だった「復讐(フーチョウ)」について、その意味を考えている中、清家(櫻井翔)は総理大臣を国民投票で決める「首相公選制」を提案していた。
実現すれば、国民からの人気がある清家が首相になる可能性が出てくる。
これも「復讐(フーチョウ)」をもくろむ浩子の策略かと危機感を募らせる香苗たちだった。
富樫に接触しようとしたが…
鈴木(玉山鉄二)は、BG株事件への関与が疑われていた諸橋大臣(矢島健一)の元秘書 富樫(吉岡睦雄)が失踪後に裏社会で諸橋の汚れ仕事していることを聞きつける。
諸橋と浩子が裏で繋がっているかもしれないと、富樫の行きつけのバーで接触を図ることに。
バー付近で張り込むが、寸でのところで富樫に気付かれ、逃げられてしまう。
翌日、富樫が死体で見つかった…。
富樫の汚れ仕事がつまびらかに
富樫は自殺とみられていたが、事件性が出てきた。
富樫の部下 村井がビルから突き落とされたが命拾いし、消される恐怖で自供しているのだった。
村井は、香苗を愛媛で尾行していた男だった。
富樫の元で隠蔽や偽装工作をしていたらしい。
香苗の父親 兼高(渡辺いっけい)の事故も富樫の指示でやったと自供していた。
富樫に指示したのは諸橋大臣だとも…。
ただ、浩子の名前は一切出なかったとのことで、浩子に繋がる情報は一切なくなってしまった。
その頃、諸橋大臣は閣議で、村井の発言について関係・関連を詰められていた。
浩子との対峙
香苗は、浩子を追い詰められる武器もないまま勝手に愛媛に向かった。
浩子に門前払いされそうになるが、「復讐(フーチョウ)と言う言葉を覚えてますか!?」との問いかけに浩子と二人きりで話すことになった。
場所は外泊。
浩子が清家一郎に父親は和田島芳孝(加藤雅也)だと打ち明けた場所だった。
「ここは人生で一番好きな場所かもしれない」
と浩子が言う場所で、清家一郎の祖母のことから話し始めた。
清家一郎の祖母 劉英華は戦時中に満州で日本人の貿易商と結婚し、日本にやってきたが相手の両親に受け入れてもらえず、夫にも見捨てられ異国の地で一人で生きて行くしかなかった。
水商売で生計を立てるが、そこで知り合った日本人の客に半ば無理やり関係を迫られ浩子を身ごもった。
復讐(フーチョウ)は憎むべき男の住む国でしか生きることのできなかった女の、たった一つの心の支え…。
母親とは違う生き方を選んだ浩子は他人も、自分自身もコントロールする教養を身に着けた。
そして和田島芳孝に出会った。
和田島の話しは街頭演説の様で、自身の意思が無いと感じていたという。
和田島は「政治家の和田島芳孝」を演じていた。
浩子は話をつづけた…
和田島の母親が亡くなった時に、和田島芳孝は母親が作った作品で、本当は主体性のない男だと気づくと、ふと「復讐(フーチョウ)」が頭をよぎった…
自分は「この国に復讐したい」と言う気持ちに蓋をしていたのかもしれない…
気付いた時には、中国人やマイノリティーの人々がこの国で願っていると話していた…
さらには自分のルーツまでも。
和田島は亡くなった母親の代わりに浩子の言葉を国民に訴えかけるようになっていった。
香苗は、そうやってこの国への復讐を成し遂げようとしたのかと責めるように言ったが、浩子にこともなげに「そうよ」と返された。
浩子は続ける…
そんな時に一郎を身ごもったが、代議士である和田島が中国をルーツに持つ浩子と結婚するのは難しい時代だった。
和田島には一郎を身ごもったことを告げずに別れた。
母親との話の中で、家族に男の子がいたら何か違っていたかもと、この子が男の子だったらどんな未来があるだろうと、そしてまず何を与えればいいか…「名字だ…」
香苗は、和田島では成し遂げられなかった「復讐(フーチョウ)」を名字を得るために清家嘉和に託したのかと問いかけた。
浩子の返事は当たり前のように「そうよ」だった。
さらになぜ殺したのかと問うと、「あれは事故よ。でも殺してやりたいとも思っていたけどね」と…
清家嘉和が事故にあって亡くなった日、浩子、一郎は母親と共に御徒町の親戚の家に行っていたが、誰かに指示すれば…
一度だけ和田島に泣きついたと言う。
今となっては和田島がやったかどうかは永遠にわからないとも…
その後和田島とは一度だけ会い、その時に一郎にと腕時計を渡された。
いま、清家一郎がつけている腕時計だった。
清家一郎を操って、この国をどうするつもりなのか?
彼を裏で操っているハヌッセンはあなたなんですよね?
の問いには浩子は答えなかった。
「ここまで良く調べたわね。でも肝心なところにはたどり着けていない」
話しはここまでと帰ろうとする浩子に香苗は質問を浴びせた。
BG株事件の証拠については答えず…
清家の論文を鈴木に送っていないと言う…
清家一郎の躍進
諸橋大臣がマスコミの追及を逃れるために入院することになった。
羽生総理の指示による事実上の更迭だ。
羽生は清家になお一層頼りにしていると激励した。
羽生総理の後ろ盾を得た清家は、首相公選制の具体的な条文などで益々存在感を増していった。
…第9話 ここまで…
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次回予告 8月30日放送予定 第10話
笑うマトリョーシカ 相関図(第9話対応版)
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笑うマトリョーシカ 気になるポイント
鈴木の空白期間
諸橋の元秘書 富樫への接触を図ったバーから逃走された後、鈴木はバーに聞いてくると一人で向かった。
そのあとの描写が無い。
鈴木は富樫の潜伏先や連絡先を知り、殺害したのかも?
富樫を殺害し、村山を半殺しで色々喋らせる。
→諸橋大臣の更迭=清家官房長官が動きやすくなった。
ということは、鈴木は今現在も清家の忍として動いている?とか。
小松家のヘルパー
前回まではそんなこと思わなかったが、今回やけに突っかかってくる「私、怪しいです」オーラが出すぎ。
急にわざとらしすぎて何なん??
浩子の体調不良?
外泊で香苗と話した後、帰るときに ふと苦しそうな表情をしたが…?
体調が悪いとか?
ハヌッセンと論文オクリヌシ
どちらも浩子に否定?されたかな?
ハヌッセンもオクリヌシも『亜里沙』を予想しておきます!
先週も書きましたが、当時「劉 麗蘭」という名前までたどり着いていた亜里沙はただものではない。
亜里沙の母親の「あの子はしぶとくどこかで生きている」と言う言葉が印象強い。
小松家のヘルパーが亜里沙だったらぶっ飛ぶ。
まとめ
第9話はいかがでしたか?
浩子の過去語りでほとんど判明しちゃうじゃん!と心配してましたが、しっかり謎を残してくれました。
しかも、物語初期からある「ハヌッセンは誰か?」と「清家の論文の送り主」。
結局、これが振出しに戻りました。
この後、謎解きターンに入っていきますので、見逃せませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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