こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。今回お伝えするクラシックが流れているCMは、石丸幹二さんが出演されている『黄桜 辛口一献』です。
BGMに使われているのは『月の光』
『黄桜 辛口一献』のCM、石丸幹二さんが、友人男性らと、焚火で温めた日本酒を飲むという内容で、優しいピアノのメロディがBGMで流れています。
CM動画は下の画像かボタンをクリックしてください。
このCMで流れている、優しいメロディのピアノ曲は、ドビュッシー作曲の『月の光』です。
『月の光』は、「ベルガマスク組曲」というピアノ曲集の第3曲で、ドビュッシーの作品の中でも特に有名な曲の一つです。
実は『月の光』という曲名、最初は「感傷的な遊歩道」という全く別のタイトルが付けられていましたが、後で『月の光』に変更されました。
CMの、寒空の下、焚火に当たりながら温かい日本酒を飲む石丸幹二さんと、『月の光』の優しいメロディがとても合っていると思います。
辻井伸行さんの名演
『月の光』全曲の、盲目のピアニスト・辻井伸行さんによる演奏です。
この演奏は、辻井さんのデビュー10周年特別記念コンサートの時のものです。
始めは静寂の中を包み込むように、そして中盤はダイナミックに、優しさと力強さの両方を見事に表現した素晴らしい演奏です。
辻井さんのデビュー10周年を記念したCDが楽天市場で販売されています。ご興味のある方はお聞きになってみては如何でしょうか。『月の光』はもちろん、他にも素晴らしい演奏が沢山入っています。
2022年は『ラプソディ・イン・ブルー』
2022年の「黄桜 辛口一献」のCMには、ガーシュイン作曲の『ラプソディ・イン・ブルー』が使われました。
『月の光』は原曲がそのまま流れましたが、『ラプソディ・イン・ブルー』はソプラノサックスを使ったアレンジ版です。
①CM映像
②オリジナル楽曲
原曲の優しく奏でるバイオリンの旋律に対して、CMの方はソプラノサックスが旋律を強めに主張していて、イメージが大きく違います。
さいごに
今回は、『黄桜 辛口一献』のCMで流れているクラシックについてお伝えしました。このCMは『相棒』などで放送されていますので、ご覧になった際には、曲にも耳を傾けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。