こんにちは、こみみに編集部のカルロスです。ゴールデンタイムにお引っ越しした『家政夫のミタゾノ』も中盤を迎えました。今回は、ドラマ後半のドタバタ騒ぎの時に流れるクラシックにについてお伝えします。
使われている曲は、組曲『ペール・ギュント』から『山の魔王の宮殿にて』
『家政夫のミタゾノ』と言えば、松岡昌宏さん演じる家政夫・三田園薫が、派遣先の秘密を暴き、ドタバタの末、解決するのが定番です。
このドタバタ騒ぎの時にBGMで流れているのが、グリーグ作曲の『ペール・ギュント』第一組曲の第4曲『山の魔王の宮殿にて』です。
出だしのゆっくりとした怪しげな旋律が、「あれ、話しが違うぞ!」という雰囲気を、激しい曲調のクライマックス部は、ドタバタ騒ぎを見事に演出していて、ドラマのシーンにピッタリな選曲だと思います。
この曲は、2016年に放送された第1シリーズから使われていて、ゴールデンタイムに移動してきた今作でも引き続き使用されています。
曲が流れる場面を、第1話で解説
第1話を簡単におさらい
タワマンに住んでいた前田翠は、夫からの執拗なモラハラに悩まされ、とある田舎町への朝逃げし、新しい男(後藤)とカフェを始めることにします。
ある日、カフェに自治会がやってきて、自治会に入るように要求され、翠は渋々入るのですが、いろいろな行事に参加しなくてはならず、カフェどころではありません。
翠が田舎町を出ようとするところで、三田園の活躍により、実は後藤には1000万円もの借金があり、翠に押し付けようとしたこと、自治会長は自治会費を横領して都内に一軒家を立てていたことが判明。これにブチ切れた翠は結局タワマンに戻ります。
タワマンに戻った翠でしたが、そこで夫の浮気現場に遭遇。またしてもタワマンを出ていこうとしますが、結局は引っ越さず、翠がタワマンの自治会長となって、アーチェリーカフェを開店、夫も店員となって手伝うことになりました。
曲が流れたのは、後藤に借金があることが判明した場面
ドラマ終盤、後藤が翠にカフェの事業譲渡契を強引に契約させようとする場面で、三田園がゴミ袋をぶちまけます。翠がゴミの中にあった1000万円の借金返済の督促状を見たときに、『山の魔王の宮殿にて』が流れ始めます。
曲のクライマックス部は、翠が後藤に騙されていることを知るところ
曲は流れ続け、三田園が翠に対し、後藤が翠にカフェの事業譲渡しようとした契約書に、虫眼鏡でないと読めないくらいの小さな字で「債務も含めた全ての契約を譲受人が引き継ぐこととする」(後藤の借金を翠が引き継ぐという内容)と書かれていることを教えます。
そこで、翠が後藤に騙されていたことにようやく気づくのですが、曲が盛り上がるところのシーンは、ここでした。
この後で、自治会長が会費を横領していたことが分かるのですが、ここではもう『山の魔王の宮殿にて』は流れていません。
このドラマは、毎話裏の裏があって、一つ目の裏で『山の魔王の宮殿にて』が流れる傾向にあるようです。
(第6話は二つ目の裏で流れたので、全てではないですが)
アリナミン ナイトリカバーのCMにもペール・ギュント
「アリナミン ナイトリカバー」のCMで、山崎育三郎さんが歌っているのも『ペール・ギュント』の中の1曲です。
こちらは『山の魔王の宮殿にて』ではなく、『朝』が使われています。
『ペール・ギュント』は良い曲が揃っていますね。
さいごに
今回は、『家政夫のミタゾノ』で流れているクラシックについてお伝えしました。『山の魔王の宮殿にて』は毎回21:40頃に流れますので、そろそろ流れる時間かな?と時計を見ながらドラマを見るのも楽しいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。